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パソコンにたくさんデータを保存する場合、「ストレージ」を慎重に選ぶ必要があります。ストレージ選びに失敗すると、データの読み書きに時間がかかったり、頻繁にデータの整理に追われたりして大変です。
今回はそのストレージについて、基礎意識から選び方まで初心者向けにわかりやすく解説します。
ストレージとは
ストレージとは、繰り返し使用するデータを記憶するパーツのことです。作成した文書や画像、ダウンロードしたソフトウェアなどは基本的にストレージに保存されます。
ストレージは「HDD」と「SSD」の大きく2種類に分けられます。昔はHDDが主流でしたが、SSDが一般向け製品に搭載されるようになってからはSSDが主流となっています。
ちなみに、一部のノートパソコンには「eMMC」というストレージが使われていたりします。性能的にはHDDとSSDの中間くらいですが、容量は最大でも128GBと少なめです。
ストレージとメモリの違い
「データを記憶するパーツ」というと「メモリ」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ストレージは「長期的」に記憶するパーツなのに対し、メモリは「一時的」に記憶するパーツと、微妙に役割が異なります。
ストレージが「引き出し」なら、メモリは「机」です。今すぐ使うデータはメモリに、何度も繰り返し使うデータはストレージに保存されます。
メモリについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ストレージを選ぶ際のポイント
ストレージを選ぶ際に着目すべきポイントは、以下の3つです。
- 種類
- 規格
- 容量
ポイント1:種類
前述のとおり、ストレージにはHDDとSSDがあります。まずはこの2つの違いを知り、どちらを選択するか決めましょう。
HDDとSSDの違いは以下のとおりです。
HDD | SSD | |
---|---|---|
処理速度 | 遅い | 速い |
静音性 | 低い | 高い |
耐衝撃性 | 低い | 高い |
消費電力 | 多い | 少ない |
価格 | 安い | 高い |
基本的にはSSDがおすすめですが、大容量のストレージを安く手に入れたい場合はHDDがおすすめです。
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メーカー直販サイトならHDD+SSDの「デュアルストレージ構成」にできたりしますよ!
ポイント2:規格
HDDの規格には「SATA」や「IDE」、SSDの規格には「SATA」や「M.2」があります。同じ種類でも規格によって速度に微妙に差があるので、できるだけ高速な規格を選びましょう。
HDDの場合はSATAが、SSDの場合はM.2が高速です。SATAは「SATA1」「SATA2」「SATA3」などがあり、直後の数字が大きいほど新しく、高性能となっています。
ポイント3:容量
必要な容量は用途によって変わってきます。以下に用途ごとに必要な容量の目安をまとめたので参考にしてみてください。
- 128GB
- Webサイトの閲覧、書類作成、オンライン授業・Web会議
- 256GB
- ブログ、イラスト・漫画制作
- 512GB
- プログラミング
- 1TB
- 3Dゲーム、動画編集、3DCG制作
3Dゲーム、動画編集、3DCG制作は容量が大きくなりがちなので、最低でも1TB以上のストレージが必要となります。予算的に難しい場合は、HDD+SSDのデュアルストレージ構成がおすすめです。
ストレージを増やす方法
実はストレージは足りなければあとから増やすことも可能です。
ストレージを増やす方法には以下のようなものがあります。
- ストレージを増設する
- 外部ストレージを使う
- クラウドストレージを使う
方法1:ストレージを増設する
ストレージは空きスペースがあれば増設できますし、なくても元より大容量のものに換装すれば実質的に増設できます。
ただし、ストレージは取り付けるだけで使えるようになるわけではありません。取り付けたストレージを保存領域として使用するためには、初期化やボリュームの割り当てなどが必要となります。初心者にとってはやや難易度が高いです。
方法2:外部ストレージを使う
外付けHDD、USBメモリ、SDカードなどの外部ストレージを使えば、USBケーブルで接続したりSDカードスロットに差し込んだりするだけで簡単にストレージを増やせます。
複数人で共有したいデータやほかのデバイスでも使用したいデータ、バックアップファイルなど普段あまり使わないデータは、外部ストレージに保存しておくと良いでしょう。
方法2:クラウドストレージを使う
「クラウドストレージ」と呼ばれる、インターネット上に用意されたストレージを利用する方法もあります。クラウドストレージに保存したデータはパソコンの故障の影響を受けずに済みますし、スマホやタブレットからも簡単にアクセスできます。
代表的なクラウドストレージは、Dropbox、Googleドライブ、OneDriveなどです。Dropboxは2GBまで、Googleドライブは15GBまで、OneDriveは5GBまで無料で利用できます。
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OneDriveについては、上記リンクから登録していただくと、あなたと私に+0.5GBの容量が追加されてWinWinです♪
まとめ
今回は、ストレージについて解説しました。
ストレージとは、繰り返し使用するデータを記憶するパーツのことです。ストレージを選ぶ際は、種類、規格、容量などに着目しましょう。
当サイトでは「おすすめのパソコン・周辺機器」カテゴリーにておすすめのパソコンをご紹介しています。パソコンの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。