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パソコンがサクサク快適に動作するかどうかは「メモリ」にかかっています。高性能なCPUを搭載していても、メモリの性能が低ければもったりとした動作になり、使っていてストレスを感じることが多いです。
今回はそのメモリについて、基礎知識から選び方まで初心者向けにわかりやすく解説します。
メモリとは
メモリとは、CPUが処理するデータを一時的に記憶するパーツのことで、「RAM」とも言います。
パソコンの中でデータが処理される仕組みを、人間が机の上で書類仕事をするのにたとえると、「CPU=作業する人」「メモリ=机」「処理すべきデータ=書類」です。
書類がたくさんある場合、机が大きいほうが効率的に処理できるように、処理すべきデータがたくさんある場合、メモリが多いほうが効率的に処理できます。
CPUについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
メモリとストレージの違い
「データを記憶するパーツ」というと、SSDやHDDのような「ストレージ」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、メモリは「一時的」に記憶するパーツなのに対し、ストレージは「長期的」に記憶するパーツと、微妙に役割が異なります。
メモリが「机」なら、ストレージは「引き出し」です。今すぐ使うデータはメモリに、何度も繰り返し使うデータはストレージに保存されます。
ストレージについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
メモリとビデオメモリの違い
メモリと似たものに「ビデオメモリ」というものがあります。
ビデオメモリとは、グラフィック関連のデータを記憶するメモリのことで、「VRAM」とも言います。
メモリとビデオメモリは一見同じもののようですが、メモリは「CPU」が使用するパーツなのに対し、ビデオメモリは「グラフィックボードのGPU」が使用するパーツと、違いがあります。
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CPUにGPUが組み込まれている「内蔵GPU」の場合、CPUとGPUでメモリを共有します。
グラフィックボードについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
メモリを選ぶ際のポイント
メモリを選ぶ際に着目すべきポイントは、以下の3つです。
- 世代
- 速度
- 容量
ポイント1:世代
メモリには世代があり、基本的には最新世代に近いほど高性能です。
「DDR」の直後の数字が世代を表しており、数字が大きいほど新しい世代となっています。
2023年4月時点の最新世代は「DDR5」です。
ポイント2:速度
世代に続く数字は速度を表しており、この数字が大きいほど高速な処理が可能となります。
ただし、速度が影響してくるのは3Dゲームや動画編集など負荷の大きい作業を行う場合です。それ以外の用途ではそこまで気にしなくても良いでしょう。
ポイント3:容量
必要な容量は用途によって変わってきます。以下に用途ごとに必要な容量の目安をまとめたので参考にしてみてください。
- 4GB
- Webサイトの閲覧、書類作成
- 8GB
- オンライン授業・Web会議、ブログ、イラスト・漫画制作
- 16GB
- プログラミング、3Dゲーム、動画編集、3DCG制作
一般的な用途なら8GBもあれば十分です。
3Dゲームや動画編集のように負荷の大きい作業を行う場合は16GBが最低ラインです。余裕を見るなら32GBが良いでしょう。
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64GB以上のメモリが必要になるケースはほとんどありません。
メモリはあとから増設もできる!
実はメモリは足りなければあとから増設することも可能です。
メモリを増設する場合は、事前に以下の3つを調べておきましょう!
- 対応するメモリの規格
- 現在のメモリの容量
- メモリの空きスロット
増設するメモリはどれでもいいわけではなく、対応する規格の中から選ばないといけません。また空きスロットがない場合は現在のメモリと交換することになるので、現在のメモリより容量が多いものを選ぶ必要があります。
メモリの増設手順については、IO DATAの以下の動画が参考になります。
まとめ
今回は、メモリについて解説しました。
メモリとは、CPUが処理するデータを一時的に記憶するパーツのことです。メモリを選ぶ際は、世代、速度、容量などに着目しましょう。
当サイトでは「おすすめのパソコン・周辺機器」カテゴリーにておすすめのパソコンをご紹介しています。パソコンの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。