今回は、パソコン用語の「メモリ」について、初心者向けにわかりやすく解説します。
メモリはパソコンを選ぶうえで重要な要素の一つです。パソコンの購入を考えている方はぜひご覧ください。
メモリとは?
メモリとは、CPUが処理するデータを一時的に記憶する場所のことです。
パソコンの中でデータが処理される仕組みを、人間が机の上で書類仕事をするのに例えると、「CPU=作業する人」「メモリ=机」「処理すべきデータ=書類」です。
書類がたくさんある場合、机が大きいほうが効率的に処理できるように、処理すべきデータがたくさんある場合、メモリが大きいほうが効率的に処理できます。
メモリとストレージの違い

「メモリ」と「ストレージ」はどちらも「データを記憶する場所」なので混同しがちですが、メモリはデータを「一時的」に記憶する場所なのに対し、ストレージはデータを「長期的」に記憶する場所と、微妙に役割が違います。
メモリが「机」なら、ストレージは「引き出し」です。今すぐ使うデータはメモリに、何度も繰り返し使うデータはストレージに保存されます。
例えば、メモ帳を開いて文字を入力すると、その文字はメモ帳を終了させない限り残ります。これは入力した文字がメモリに保存されているからです。
ただし、この文字はパソコンの電源を落とすと消えてしまいます。メモリは一時的にしかデータを記憶できないからです。
これをパソコンの電源を落としても消えないようにするには、名前を付けて保存します。するとストレージにデータが保存され、いつでも見たり編集したりできるようになります。
ストレージについてもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
メモリの選び方
メモリは大きいほど快適度が増しますが、同時に価格も上がります。できるだけ出費を抑えたい場合は、用途に合った容量を選ぶのがおすすめです。
具体的には、以下のような基準で選ぶといいでしょう。
- 4GB
- Webサイトの閲覧、メール、動画視聴、書類作成
- 8GB
- イラスト・漫画制作、2Dゲーム
- 16GB
- プログラミング、3DCG・CAD制作、動画編集、3Dゲーム
メモリ以外のパーツの選び方については以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
今回は、パソコン用語の「メモリ」について解説しました。
メモリとは、CPUが処理するデータを一時的に記憶する場所のことです。処理すべきデータがたくさんある場合、メモリが大きいと効率的に処理できます。パソコンの用途に合わせて最適なメモリを選びましょう。
このブログでは、以下のパソコン用語についても解説しています。よろしければあわせてご覧ください。