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パソコンは、用途に合ったスペックが備わっていることがとても大事。
でも、初心者だと「スペック表のどこを見ればいいの?」「○○するにはどれくらいのスペックが必要なの?」など、いろいろわからないことがあって選ぶのに時間がかかってしまいますよね。
そこで今回は、パソコンの用途別必要スペックをご紹介します。
パソコンのスペックを決める4つのPCパーツ
まずはパソコンのスペックを決める以下の4つのPCパーツについて簡単に説明します。
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- グラフィックス
CPU
CPUとは、パソコン全体の処理をおこなうパーツのことです。CPUには、Intel製の「Core」シリーズや、AMD製の「Ryzen」シリーズなどがあり、高性能なほど負荷の大きい作業をスムーズにおこなえます。基本的には後ろに続く数字が大きいほど高性能です。
CPUについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
メモリ
メモリとは、CPUが処理するデータを一時的に記憶するパーツのことです。マルチタスクをおこなう場合、メモリが大きいほどスムーズです。
メモリについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ストレージ
ストレージとは、「HDD」「SSD」などの種類がある、繰り返し使用するデータを記憶するパーツのことです。作成した文書や画像、ダウンロードしたソフトウェアなどは基本的にストレージに保存されるため、それらを保存できるだけの容量が必要となります。
ストレージについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
グラフィックス
グラフィックスとは、「GPU」というグラフィック関連の処理におこなうパーツのことです。GPUはNVIDIA製の「GeForce」シリーズや、AMD製の「Radeon」シリーズなどがあり、高性能なほど負荷の大きいグラフィック処理をスムーズにおこえます。
なお、GPUはCPUとは独立して存在する「外部GPU」と、CPUに内蔵された「内蔵GPU」があります。高性能なのは外部GPUです。
グラフィックスについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
パソコンの用途別必要スペック
それでは、パソコンに最低限必要なスペックを、以下の7つの用途に分けてご紹介します。
- 動画視聴
- 書類作成・Web会議
- ブログ
- イラスト・漫画制作
- プログラミング
- 動画編集
- ゲーム
動画視聴
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 256GB
- グラフィックス:内蔵GPU
YouTubeやNetflixの動画を視聴する場合、上記のスペックが目安となります。
ただし、4K動画を視聴したい場合は4Kに対応したGPUや、4K解像度(3840×2160)のモニターが必要です。
書類作成・Web会議
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 256GB
- グラフィックス:内蔵GPU
Officeソフトを使う場合や、ZoomでWeb会議に参加する場合、上記のスペックが目安となります。
Office搭載のパソコンを購入する場合は、Officeのエディションにも注意しましょう。Officeはエディションによって含まれるアプリが異なります。
ブログ
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 256GB
- グラフィックス:内蔵GPU
ブログを書く場合、上記のスペックが目安となります。
据え置きで使用する場合、サイズは大きい方が作業しやすいですが、自宅の外に持ち出してブログを書くことが多い場合は、13インチ程度のコンパクトで、かつバッテリー駆動時間の長いものを選ぶと良いでしょう。
イラスト・漫画制作
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:8~16GB
- ストレージ:SSD 512GB
- グラフィックス:GeForce RTX 4060 / Radeon RX 6700 XT
クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)、Photoshop、Illustratorなどを使用する場合、上記のスペックが目安となります。メモリについてはクリスタは8GBでも大丈夫ですが、PhotoshopやIllustratorは16GB必要です。
GPUについては、作業内容によってはもう少し性能の低い外部GPUや、内蔵GPUでもOKです。3D機能を使う場合やアニメーション制作をおこなう場合は、外部GPUを搭載したパソコンのほうが快適に動作します。
プログラミング
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 512GB
- グラフィックス:GeForce RTX 4060 / Radeon RX 6700 XT
Web制作やゲーム開発などをおこなう場合、上記のスペックが目安となります。
ただし、Web制作の場合は内蔵GPUでも十分なケースが多いです。Adobeソフトのような高度なグラフィック処理をおこなうソフトを使う場合は外部GPUが搭載されていたほうが快適ですが、そうしたソフトを使わなければ内蔵GPUでも特に問題ありません。
動画編集
- CPU:Core i7 / Ryzen 7
- メモリ:32GB
- ストレージ:SSD 1TB
- グラフィックス:GeForce RTX 4060 / Radeon RX 6700 XT
動画編集の場合、上記のスペックが目安となります。
これくらいのスペックがあれば、長時間動画の編集や、Premiere Proを使用する場合も快適に動作します。数分の動画を編集する場合や、Aviutlを使用する場合は、ワンランク下のスペックでも十分です。
ゲーム
- CPU:Core i7 / Ryzen 7
- メモリ:32GB
- ストレージ:SSD 1TB
- グラフィックス:GeForce RTX 4060 / Radeon RX 6700 XT
ゲームをプレイしたり、ゲーム配信をおこなったりする場合、上記のスペックが目安となります。
全体的に高いスペックが要求されますが、GPUなどはプレイするゲームによってはもう少しスペックを落としても大丈夫です。詳しくは「ゲームタイトル 推奨スペック」で検索してみましょう。
まとめ
今回は、パソコンの用途別必要スペックをご紹介しました。
CPU、メモリ、ストレージ、グラフィックスの必要スペックを用途ごとにまとめると以下のとおりです。
動画視聴 | 書類作成・Web会議 | ブログ | イラスト・漫画制作 | プログラミング | 動画編集 | ゲーム | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CPU | Core i5 Ryzen 5 | Core i5 Ryzen 5 | Core i5 Ryzen 5 | Core i5 Ryzen 5 | Core i5 Ryzen 5 | Core i7 Ryzen 7 | Core i7 Ryzen 7 |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB | 8~16GB | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 256GB | SSD 256GB | SSD 512GB | SSD 512GB | SSD 1TB | SSD 1TB |
グラフィックス | 内蔵GPU | 内蔵GPU | 内蔵GPU | GeForce RTX 4060 Radeon RX 6700 XT | GeForce RTX 4060 Radeon RX 6700 XT | GeForce RTX 4060 Radeon RX 6700 XT | GeForce RTX 4060 Radeon RX 6700 XT |
最低限これくらいのスペックがあれば困ることはないはずですよ。
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