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パソコンはOSによって「Windows」と「Mac」と「Chromebook」の3つに分けられます。
今回はこの3つの違いと、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
「WindowsとMacとChromebookならどれが一番自分に合っているんだろう…」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
OSとは
OSとは、「Operating System」の略で、ユーザーがパソコンを簡単に操作できるようにするための「基本ソフトウェア」のことです。Windowsには「Windows OS」が、Macには「mac OS」が、Chromebookには「Chrome OS」がインストールされています。
たとえるなら、OSはパソコンとユーザーをつなげる「通訳」です。
OSは私たちがキーボードやマウスを操作すると、その操作から何をやりたいのか汲み取り、CPUやメモリなどのハードウェアに「○○しなさい」と命令を伝えます。OSがなければキーボードやマウスを操作しても何も起こりません。
ちなみに、ワープロソフト、表計算ソフト、ペイントソフトなど、特定の機能に特化したソフトウェアのことを「応用ソフトウェア」と言います。応用ソフトウェアは基本ソフトウェア上で動作するため、OSは「ソフトウェアを動かすためのソフトウェア」とも言えます。
WindowsとMacとChromebookの違い
WindowsとMacとChromebookには、以下のような点で違いがあります。
- デザイン
- 対応ソフト
- 操作性
- 価格
違い1:デザイン
WindowsとChromebookはどちらもOSメーカー以外にもさまざまなパソコンメーカーが製造しているため、デザインが多種多様です。
一方MacはOSメーカーであるAppleがパソコンの製造を行っているため、統一感のあるデザインとなっています。
違い2:対応ソフト
対応ソフトの多さは、Windows > Mac > Chromebook となっています。
Windowsはゲーム含めほとんどのソフトに対応しているため、いろんなソフトを使ってみたい方におすすめです。Macはゲームの対応数こそ少ないですが、OfficeソフトやAdobeソフトなどは問題なく使用できます。
注意したいのがChromebookです。Chromebookではデスクトップ用のソフトが使えず、使えるのは基本的にChrome拡張機能とAndroidアプリのみとなっています。
なお、Androidアプリが使用できる機種は限られています。Androidアプリ対応機種については「Chrome OS Systems Supporting Android Apps – The Chromium Projects」にて確認できるので、そちらを参考にしてみてください。
違い3:操作性
WindowsとMacとChromebookでは根本的なシステムやキーボードの配列が異なります。そのため、ショートカットキーの割り当てが違っていたり、右クリックやスクロールなどの基本的な操作方法が違っていたりします。
普段からパソコンを使っている場合は、それと同じOSのパソコンを選んだほうが操作性の違いに戸惑わずに済むでしょう。
違い4:価格
もっともリーズナブルなのはChromebookで、3万~6万円のモデルが多いです。10万円以上のものはほとんどありません。
Windowsは5万円以下のものもあれば30万円以上のものもあるなど、価格に幅があります。Macは安くても10万円台、高いと100万円以上(!)と、平均して高めです。
Windowsのメリット・デメリット
Windowsのメリット・デメリットは以下のとおりです。
- 用途に合ったパソコンが手に入りやすい
- 対応しているソフトが多い
- カスタマイズ性が高い
- ネットで情報を得やすい
- ウイルスに狙われやすい
- OSのアップグレードやサポートに期限がある
メリット1:用途に合ったパソコンが手に入りやすい
Windowsは国内・海外問わずさまざまなメーカーが製造していますし、BTOパソコンならCPUやメモリなどのスペックを自分好みにカスタマイズできます。そのため、用途に合ったパソコンが手に入りやすいです。
ちなみにBTOとは「Build To Order」の略で、受注生産という意味があります。つまりBTOパソコンとは、注文を受けてから生産するパソコンのことです。BTOパソコンは主にメーカー直販サイトで購入できます。
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BTOパソコンなら、スペックが足りなくて困ることも、オーバースペックで持て余すこともありません!
メリット2:対応しているソフトが多い
パソコンソフトでWindowsに非対応のものはほとんどありません。それくらい、Windowsではフリーソフトから有料ソフトまでさまざまなソフトを使用できます。
特にゲームに関してはWindowsにしか対応していないタイトルが多いので、主な用途がゲームの場合はWindowsを選択したほうが良いでしょう。
メリット3:カスタマイズ性が高い
Windows向けのパソコンパーツはパーツ単体でも販売されているため、必要に応じて増設や換装が可能です。
モニター、マウス、キーボード、ヘッドホン、スピーカーなどの周辺機器も対応しているものが多いので、パソコン本体だけでなく、パソコンを使うデスク周りも自分好みにカスタマイズできます。
メリット4:ネットで情報を得やすい
WindowsはパソコンOSにおける世界シェア率No.1です。
利用者数が多いとネットで得られる情報も多いため、何かわからないことがあっても調べればたいていすぐに解決します。
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初心者のうちはわからないことが多いので、ネットで情報を得やすいかどうかは、パソコンを選ぶうえで結構大事なポイントになります。
デメリット1:ウイルスに狙われやすい
利用者数が多いということは、ウイルスの標的になりやすいということでもあります。
Windowsには「Windows Defender」というウイルス対策プログラムが組み込まれているので、有料のセキュリティソフトを導入しなくてもウイルスに感染することはめったにありません。
とは言え、MacやChomebookと比較すると感染リスクが高いのは確かです。「OSやソフトウェアは常に最新の状態を保つ」「怪しいWebサイトやメールを見ない」といったウイルス対策の基本的な知識がない方は注意する必要があります。
デメリット2:OSのアップグレードやサポートに期限がある
Windows OSはアップグレードやサポートに期限があり、期限を過ぎるとアップグレードや更新プログラムのインストールができなくなります。
期限が切れたWindows OSを使い続けることは可能ですが、古いOSは最新のソフトに対応していなかったり、ウイルスに感染しやすかったりと、デメリットが多いです。
Macのメリット・デメリット
Macのメリット・デメリットは以下のとおりです。
- デザインが洗練されている
- 開発環境が整っている
- いつでも無料で最新のOSにアップグレードできる
- iPhoneとの連携が便利
- ゲームの対応数が少ない
- 価格が高い
メリット1:デザインが洗練されている
Macと言えば、無駄のない洗練されたデザインが特徴です。インテリアに馴染みますし、ただ持っているだけでオシャレになれるような魅力があります。
パソコンはデザインより性能のほうが大事ですが、気に入ったデザインだと気分が上がって作業に身が入りやすくなります。そういった意味ではデザインでパソコンを選ぶのも全然アリです。
メリット2:開発環境が整っている
Macは開発環境が整っており、エンジニアにユーザーが多いです。
具体的には以下のような特徴があります。
- Xcodeが使える
- UNIXコマンドが使える
- Windows OSをインストールできる
- 多くの開発ツールに対応している
ゲーム開発はWindowsのほうがやりやすいですが、iOSアプリやWebアプリの開発ならMacがおすすめです。
メリット3:いつでも無料で最新のOSにアップグレードできる
Windowsは期限を過ぎると最新のOSへのアップグレードが有料になりますが、MacはAppleメニューよりいつでも無料で最新のOSにアップグレードできます。
ちなみに、2023年5月時点での最新バージョンは、2022年10月25日にリリースされたmacOS v13(Ventura)です。mac OSは大体年1ペースで最新バージョンがリリースされています。
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Windowsの場合、期限切れ後のアップグレードには2万円前後の費用がかかります。スペックが足りない場合はパソコンを買い替えることになるのでもっとかかります。
メリット4:iPhoneとの連携が便利
MacとiPhoneを連携すると、以下のようなことが可能となります。
- iPhoneをWebカメラとして使う
- iPhoneで撮影した写真を瞬時にMacに表示させる
- iPhoneにかかってきた電話をMacで受ける
- iPhoneでの作業をMacで引き継ぐ
- iPhoneでコピーした内容をMacにペーストする
iPhoneだけでなく、iPadやAppleWatchもMacと連携すると便利です。iPadをサブモニターとして使用できたり、AppleWatchでMacのロックを解除できたりします。
デメリット1:ゲームの対応数が少ない
MacはWindowsに比べて対応しているゲームの数が少なく、パソコンでゲームを楽しみたい方には不向きです。
実際、Steamで配信されているタイトルも、2023年5月時点で全体の3分の1程度しかMacに対応していません。
デメリット2:価格が高い
Macは平均して価格が高いです。購入するなら最低でも10万円程度の予算が必要になります。
「10万円以下で良いパソコンはないかな?」という方は、WindowsやChromebookの中から探してみることをおすすめします。
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「どうしてもMacが良いんだ!」という方は、中古を狙うのもアリです。
Chromebookのメリット・デメリット
Chromebookのメリット・デメリットは以下のとおりです。
- 価格が安い
- 起動が速い
- いつでも無料で最新のOSにアップグレードできる
- Androidスマホとの連携が便利
- オフラインでは機能が制限される
- デスクトップ用のソフトが使えない
メリット1:価格が安い
Chromebookは3万~6万円で購入できるモデルがほとんどで、パソコンとしてはかなりリーズナブルなラインナップが揃っています。
これだけ安いと性能が気になるかもしれませんが、Chromebookには同額のWindowsと同じかそれ以上のパワフルさがあります。
「高いパソコンを買っても使いこなせなかったら…」「どうしてもパソコンが必要だけど、そんなに予算がない…」こんな方にはChromebookがおすすめです。
メリット2:起動が速い
Chromebookは、電源をONにしてからOSが起動するまで、わずか10秒程度。使いたいときにすぐに使えます。
しかもそのスピードは何年使用してもほとんど変わりません。普通は使っていくうちに遅くなっていくものですが、Chromebookはいつまでも新品のようなパフォーマンスです。
メリット3:いつでも無料で最新のOSにアップグレードできる
Chromebookは最新バージョンのOSがリリースされると自動でアップグレードされます。設定画面より手動でのアップグレードも可能です。Mac同様、OSのアップグレードに料金はかかりません。
なお、Chrome OSは大体月1ペースで最新バージョンがリリースされています。2023年5月時点での最新バージョンは、2023年3月31日にリリースされたChrome 112です。
メリット4:Androidスマホとの連携が便利
Chromebookでは、Androidスマホと同じGoogeアカウントでログインすることで、以下のようなことが可能となります。
- AndroidスマホのマナーモードのオンオフをChromebookから切り替える
- AndroidスマホのChromeで直近で見ていたタブをChromebookで確認する
- Androidスマホの通知をChromebookで確認する
- Chromebookを操作してAndroidスマホから音を鳴らす
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Androidスマホから音を鳴らせる機能は、スマホをどこに置いたかわからなくなったときに便利です!
デメリット1:オフラインでは機能が制限される
Chromebookのソフトは基本的にオンラインでしか動作しませんし、データも基本的にはクラウドに保存されます。そのため、オフラインではソフトの利用や保存したデータの読み込み・編集などができません。
とは言え、オフラインでもできることはあります。ローカルに保存した動画や音楽はオフラインでも視聴可能ですし、事前に設定していればオフラインでもGmailでメールの閲覧や返信などが行えます。
デメリット2:デスクトップ用のソフトが使えない
Chromebookではデスクトップ用のソフトが一切使えません。WindowsやMacから乗り換えると、今まで当たり前に使えていたソフトが使えなくて困ることもあるでしょう。
たとえば…
- Word
- Excel
- PowerPoint
- 一太郎
- Photoshop
- Illustrator
これらはWindowsやMacではよく使われるソフトですが、Chromebookでは使用できません。
Windowsは最新バージョンのOSが搭載されたものを選ぼう!
OSには「バージョン」があり、新しいバージョンほどできることが多くなっています。これはWindows OSでもmac OSでもChrome OSでも同じです。
mac OSやChrome OSはいつでも無料で最新バージョンにアップグレードできますが、Windows OSはアップグレードに期限があり、期限を過ぎると有料になります。Windowsを購入する場合は、できるだけ最新バージョンのOSが搭載されたものを選びましょう。
なお、2023年5月時点での最新バージョンは、2022年10月5日にリリースされたWindows 11です。
まとめ
今回は、WindowsとMacとChromebookの違いとメリット・デメリットを解説しました。
それぞれの特徴を踏まえると、Windowsは万人向け、Macはエンジニア向け、Chromebookは安さを重視する方向けです。Windowsの場合はできるだけ最新のOSが搭載されたものを選びましょう。
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