イラスト・漫画制作向けデスクトップPCおすすめ5選!スペックの目安も紹介

イラスト・漫画制作向けデスクトップPCおすすめ5選!スペックの目安も紹介

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

パソコンでイラストや漫画を制作するなら、大きい画面で作業できる「デスクトップPC」がおすすめ。

そこで今回は、イラスト・漫画制作向けのおすすめデスクトップPCをご紹介します。

イラストレーターや漫画家として活動されているプロの方はもちろん、趣味としてイラストや漫画を描かれている方もぜひ参考にしてみてくださいね。

イラスト・漫画制作向けデスクトップPCを選ぶ際の8つのポイント

イラスト・漫画制作向けデスクトップPCを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • CPUはCore i5以上またはRyzen 5以上か
  • メモリは8~16GB以上か
  • ストレージは512GB以上か
  • グラフィックスはGeForce RTX 4060以上またはRadeon RX 6700 XT以上か
  • パネル方式はIPSか
  • 画面サイズは21~27インチか
  • 解像度は1920×1080(フルHD)以上か
  • sRGBやAdobe RGBのカバー率は99%以上か

mono

後半の4つについてはモニターも一緒に購入する場合に参考にしてみてください。

ポイント1:CPUはCore i5以上またはRyzen 5以上か

1つ目のポイントは、「CPUはCore i5以上またはRyzen 5以上か」です。

イラスト・漫画制作でよく使われるクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)、Photoshop、Illustratorは、いずれもIntel製はCore i5以上、AMD製はRyzen 5以上のCPUが搭載されていれば問題なく動作します。

ポイント2:メモリは8~16GB以上か

2つ目のポイントは、「メモリは8~16GB以上か」です。

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)は8GB以上、PhotoshopとIllustratorは16GB以上のメモリを推奨しています。

メモリが多いとそれだけパソコンの動作が軽快になりますので、より快適に作業したい場合で予算をかけられる場合は16GB以上のものを選びましょう。

ポイント3:ストレージはSSD 512GB以上か

3つ目のポイントは、「ストレージはSSD 512GB以上か」です。

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)、Photoshop、Illustratorは、いずれも512GBのストレージがあれば問題ありません。容量の大きいデータをたくさん保存する場合は1TB以上あると安心です。

なお、HDDとSSDでは処理速度が全然違うので、必ずSSDを採用しているモデルを選びましょう。

ポイント4:グラフィックスはGeForce RTX 4060以上またはRadeon RX 6700 XT以上か

4つ目のポイントは、「グラフィックスはGeForce RTX 4060以上またはRadeon RX 6700 XT以上か」です。

これらはCPUとは独立して存在する「外部GPU」と呼ばれるもので、CPUに内蔵されたGPUである「内臓GPU」と比べて高性能です。特に以下のような負荷の大きいグラフィック処理をおこなう際、処理速度の向上に役立ちます。

外部GPUがあると快適な作業
  • 高解像度画像や大容量データの処理
  • 複雑なブラシやエフェクトの使用
  • 3D機能やAI機能の使用
  • アニメーション制作 など

ただし、クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)の場合はそこまで高性能なGPUは必要ありません。外部GPUに予算をさける場合は「GeForce GTX 1650」または「Radeon RX 6500 XT」を目安に、CPUやメモリに予算を使いたい場合は内蔵GPUでも十分でしょう。

ポイント5:パネル方式はIPSか

5つ目のポイントは、「パネル方式はIPSか」です。

モニターのパネル方式には「TN」「VA」「IPS」などがあり、このうちイラスト・漫画制作に向いているのは「IPS」です。

IPS方式のパネルは視野角が広いのでどの角度から見ても正確な色が確認できますし、色の再現性が高いのでカラーイラストの制作に最適です。また目に優しいという特徴もあり、長時間の作業が多いクリエイターに向いています。

ポイント6:画面サイズは21~27インチか

6つ目のポイントは、「画面サイズは21~27インチか」です。

イラスト・漫画制作ソフトはパネルが多く描画エリアが狭くなりがちですが、21インチ以上のモニターであれば、パネルが多くても十分な描画エリアを確保できます。

ただあまり大きすぎても視線の移動が多くなって作業効率が落ちてしまうので、最大でも27インチ程度にしましょう。

ポイント7:解像度は1920×1080(フルHD)以上か

7つ目のポイントは、「解像度は1920×1080(フルHD)以上か」です。

解像度が低すぎると、画質の低下や作業スペースの縮小などの問題が発生し、クリエイティブな作業をおこなう上で不便です。最低でも1920×1080(フルHD)の解像度を持つモニターを選びましょう。

なお、適した解像度はモニターサイズによって異なります。以下に21~27インチのモニターの推奨解像度をまとめたので参考にしてみてください。

モニターサイズごとの推奨解像度
  • 21~22インチ:1920×1080(フルHD)
  • 23インチ:1920×1080(フルHD)/ 2048×1152(QWXGA)
  • 24インチ:1920×1200(WUXGA) / 2560×1440(WQHD)
  • 25~26インチ:2560×1440(WQHD))
  • 27インチ:2560×1440(WQHD)/ 3840×2160(4K UHD)

ポイント8:sRGBやAdobe RGBのカバー率は99%以上か

8つ目のポイントは、「sRGBやAdobe RGBのカバー率は99%以上か」です。

sRGBとAdobe RGBはどちらも色域規格の一種で、カバー率が99%以上だと正確な色表現が可能となります。

sRGBよりAdobe RGBのほうが色域が広く、幅広い色味を表現できます。そのため、Webコンテンツを制作する場合はsRGBカバー率に、印刷物を扱う場合はAdobe RGBに着目すると良いでしょう。

イラスト・漫画制作向けデスクトップPCのおすすめは以下のとおりです。

【Dell】Inspiron 3030 Small desktop SI50A-EHL

価格107,070円(税込)
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i5-14400
メモリ8GB
ストレージSSD 512GB
グラフィックスIntel UHD グラフィックス(内蔵GPU)

3D機能やAI機能を使わず、アニメーション制作もしない場合、外部GPUは必須ではありません。DellのInspiron 3030 Small desktop SI50A-EHLは、そんな外部GPUが不要な方に最適なデスクトップPCです。

メモリが8GBでは不安な場合、「SI60A-EHL」もおすすめです。こちらは116,200円(税込)とSI50A-EHLとそう変わらない価格で、メモリが16GBあります。

広いデスクスペースを確保できなくても設置しやすい、高さ・奥行30cm未満、幅10cm未満というスリム設計も魅力的です。

【パソコン工房】SOLUTION INFINITY SOLUTION-M07M-144F-LAX-M

価格147,780円(税込)
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i5-14400F
メモリ16GB
ストレージSSD 500GB
グラフィックスNVIDIA GeForce RTX 3050 6GB

予算15万円で最大限作業を快適化するには、パソコン工房のSOLUTION INFINITY SOLUTION-M07M-144F-LAX-Mがおすすめです。最新世代のCore i5やGTX 1650より高性能なGPUが搭載されていますし、メモリやストレージも安定的な動作に必要な容量が備わっています。

RTX 3050には8GB版もあり、パフォーマンスは8GB版のほうが上です。ただ、消費電力は6GB版のほうが少ないため、日常的に使用する予定で電気代が気になる方には6GB版が向いています。

【HP】Pavilion Desktop TP01 A3LR4PA-AAAA

価格169,800円(税込)
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i7-14700F
メモリ16GB
ストレージSSD 1TB
グラフィックスNVIDIA GeForce RTX 3050 8GB

マルチタスクを頻繁におこなう方や、容量の大きいデータをたくさん保存する方には、HPのPavilion Desktop TP01 A3LR4PA-AAAAがおすすめです。最新世代のCore i7が効率的なマルチタスク処理を可能にし、1TBのSSDがデータの保存に十分な容量を提供します。

高性能なCPUに対してGPUはやや控えめな性能ですが、クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)の使用がメインの場合、特に困ることはないでしょう。

カラーがホワイトなので、周辺機器をホワイト系で統一している場合や、部屋の雰囲気を明るくしたい場合にもおすすめです。

【ドスパラ】GALLERIA XA7C-R47-C

価格254,880円(税込)
OSWindows 11 Home
CPUIntel Core i7-14700F
メモリ32GB
ストレージSSD 1TB
グラフィックスNVIDIA GeForce RTX 4070

ドスパラのGALLERIA XA7C-R47-Cは、高負荷の作業も快適におこなえる、ハイパフォーマンスなデスクトップPCです。一般的なイラスト・漫画制作はもちろん、BlenderやMayaなどの3DCGソフトも問題なく動作します。32GBものメモリが搭載されているので、マルチタスクもサクサクです。

ポートが前面上部に斜めに配置されているので、デスク下に設置しても周辺機器を接続しやすいですよ。

【マウスコンピューター】NEXTGEAR JG-A7G6T(オーロラコレクションセット)

NEXTGEAR JG-A7G6T(オーロラコレクションセット)

マウスコンピューター

価格289,800円(税込)
OSWindows 11 Home
CPUAMD Ryzen 7 7700
メモリ16GB
ストレージSSD 1TB
グラフィックスNVIDIA GeForce RTX 4060 Ti

初めてデスクトップPCを購入するなら、マウスコンピューターのNEXTGEAR JG-A7G6T(オーロラコレクションセット)がぴったりです。こちらはパソコン本体、モニター、キーボード、マウス、ヘッドセットの5点がセットになっており、パソコン作業に必要な機器がまとめて手に入ります。

パソコン本体と周辺機器を個別に購入するとなると、互換性や外観の統一感などを気にして選ぶ必要があり面倒ですが、セットモデルなら気にしなくて済みます。

必要な周辺機器が揃っている場合や、別途購入予定の場合は、パソコン本体のみの「NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトカラーモデル)」もありますよ。

イラスト・漫画制作向けPCモニターおすすめ3選

イラスト・漫画制作向けPCモニターのおすすめは以下のとおりです。

【Dell】S2425HS-A

価格20,800円(税込)
パネルIPS方式(ノングレア)
画面サイズ23.8インチ
解像度1920×1080(フルHD)
色域sRGBカバー率99%

DellのS2425HS-Aは、2万円台と安価ながら、イラスト・漫画制作において十分な性能と便利な機能をあわせもつPCモニターです。IPSパネルやsRGBカバー率99%の色域が鮮やかな色彩表現を可能にし、ComfortView Plus機能が色精度を維持しながらブルーライトを削減します。

また内蔵デュアル5Wスピーカーが搭載されており、外付けスピーカーがなくても高品質なサウンドを楽しめます。イラスト・漫画制作には直接関係ないですが、リモートで打ち合わせなどをおこなう場合、クリアな音声でコミュニケーションを取ることができて便利です。

【BenQ】AQCOLOR PD2705UA

価格84,600円(税込)
パネルIPS方式(ノングレア)
画面サイズ27インチ
解像度3840×2160(4K UHD)
色域sRGB・Rec.709カバー率99%

大画面で作業したい方や、高精細なイラスト制作をおこなう方には、27インチで3840×2160(4K UHD)の解像度を持つBenQのAQCOLOR PD2705UAがおすすめです。AQCOLORは色精度にかなりこだわっているプロクリエイター向けのPCモニターブランドのため、色を扱うプロの方は特に気に入るでしょう。

こちらはモニターアームで吊るすタイプなので、モニターの下に空間が生まれます。この空間にキーボードや液晶タブレットなどを収納すれば、書類を広げたりすることが可能ですよ。

【EIZO】ColorEdge CS2400S

価格92,510円(税込)
パネルIPS方式(ノングレア)
画面サイズ24.1インチ
解像度1920×1200(WUXGA)
色域Adobe RGBカバー率99%

EIZOのColorEdge CS2400Sは、Adobe RGBを99%カバーする広い色域で、かつA4見開き(A3サイズ)を実寸で表示できる縦方向に広い解像度を持ちます。そのため、印刷物を扱うクリエイターの方に特におすすめです。

またカラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」に対応しているため、キャリブレーションが簡単です。モニターは使用するにつれて徐々に色精度が低下していくため、定期的にキャリブレーションをおこなうことで一定の色精度を保てます。

10万円近くする高価なモニターですが、5年間保証が付いていることや、修理中も無償で貸出機を提供してもらえることから、安心して使用できますよ。

まとめ

今回は、イラスト・漫画制作向けのおすすめデスクトップPCをご紹介しました。

イラスト・漫画制作の場合、一般的にミドルレンジ~ハイエンドのスペックが要求されるため、快適さを求めるならある程度の予算が必要です。ただ作業内容によってはそこまで高いスペックは必要なく、その場合は費用を抑えられます。

なお、通常デスクトップPCはパソコン本体のみでモニターなどは付属しません。初めてデスクトップPCを購入する方は必要な機器がひととおり揃ったセットモデルがおすすめです。

本記事に掲載している製品情報は執筆時点のものです。最新のものとは異なる場合がありますのでご注意ください。