当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
パソコンを使っていると、「ちらつき」と呼ばれる、画面が一瞬暗くなる現象が発生することがあります。
一瞬とは言え、頻発するとストレスになりますし、「故障?もしかしてウイルス感染??」などと不安にもなってしまいますよね。
そこで今回は、Windows11の画面が一瞬暗くなるときの主な対処法をご紹介します。

mono
関連トラブルとしてよくある、うっすら暗くなるときの対処法もあわせてご紹介します!
Windows11の画面が一瞬暗くなる主な原因6つ
Windows11の画面が一瞬暗くなる主な原因は以下のとおりです。
- グラフィックドライバーの不具合
- 互換性のないアプリの使用
- グラフィック関連の設定
- 電源プランの設定
- 配線の不具合
- 帯電
原因1:グラフィックドライバーの不具合
モニターに映像を映し出すためのソフトウェアである「グラフィックドライバー」に不具合があると、画面のちらつきや色の異常などの問題が発生することがあります。
この場合、ドライバーの更新または再インストールが有効です。
原因2:互換性のないアプリの使用
Windows11に対応していないアプリを使用すると、描画処理に問題が発生し、画面がちらついたりカクついたりすることがあります。
この場合、当該アプリの更新またはアンインストールが有効です。
原因3:グラフィック関連の設定
リフレッシュレートやハードウェアアクセラレータといった、グラフィック関連の設定が悪さをしていることもあります。
この場合、当該設定項目の見直しが有効です。
原因4:電源プランの設定
電源プランを「省電力」または「高パフォーマンス」など極端な設定にしていると、GPUの性能が制御されて描画処理の際に問題が発生することがあります。
この場合、電源プランの設定の見直しが有効です。
原因5:配線の不具合
電源ケーブル、ACアダプタ、USBハブなどの配線機器や、それらの接続状態に何らかの問題があると、画面がちらつくことがあります。
汚れや断線による接触不良のほか、規格が合っていないこと、純正品でないことなどが原因になることも。
この場合、接続部の清掃や機器の交換などが有効です。
原因6:帯電
パソコンを長時間使用していたり、周辺機器と長時間接続していたりすると、パソコン内部に不要な電気が溜まる「帯電」が発生し、それによってさまざまな問題が生じます。画面のちらつきもその一つです。
この場合、放電が有効です。
Windows11の画面が一瞬暗くなるときの主な対処法9つ
Windows11の画面が一瞬暗くなるときの主な対処法は以下のとおりです。
- グラフィックドライバーを更新または再インストールする
- 互換性のないアプリを更新またはアンインストールする
- NVIDIAの設定を見直す
- Chromeのハードウェアアクセラレーションを無効にする
- リフレッシュレートをモニターの推奨値にする
- 電源プランをバランスにする
- 電源を入れ直す
- 配線を見直す
- 放電する
対処法1:グラフィックドライバーを更新または再インストールする
[Ctrl]+[Shift]+[Esc]でタスクマネージャーを起動したとき、タスクマネージャーごとちらつく場合は、グラフィックドライバーの不具合が原因の可能性が高いです。以下の記事を参考に、グラフィックドライバーを更新または再インストールしてみましょう。
対処法2:互換性のないアプリを更新またはアンインストールする
タスクマネージャーを起動したとき、タスクマネージャーはちらつかず、画面の残りの部分がちらつく場合は、互換性のないアプリが原因の可能性が高いです。
怪しいのは、最初に問題が発生した頃にインストールしたアプリや、問題発生時に起動しているアプリです。まずは当該アプリのインストール先で最新版がリリースされていないかチェックし、リリースされていれば更新してみましょう。
使用頻度の高くないアプリや、代わりとなるアプリがある場合は、アンインストールしてしまうのもありです。アンインストールの方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
対処法3:NVIDIAの設定を見直す
NVIDIA製グラフィックボードを搭載したパソコンを使用していて、かつNVIDIAの設定をカスタマイズしている場合、初期設定に戻すことで問題が解決するケースがあります。
まずデスクトップ上で右クリックし、「その他のオプションを確認」⇒「NVIDIAコントロールパネル」をクリックします。


NVIDIAコントロールパネルが起動したら、左側の「3D設定の管理」をクリック、右側の「初期設定に戻す」をクリックします。

すべての値をリセットするかどうかの確認画面が表示されるので、「はい」をクリックします。

「適用」をクリックます。これでNVIDIAの設定が初期設定に戻ります。

対処法4:Chromeのハードウェアアクセラレーションを無効にする
Google Chromeの使用中に問題が発生する場合、Chromeの設定画面からハードウェアアクセラレーションを無効にすることで解決する可能性があります。
ちなみにハードウェアアクセラレーションとは、描画処理をCPUではなくGPUに任せることで処理速度や効率を向上させる技術のことです。
まずChromeを起動し、右上の「︙」⇒「設定」をクリックします。

左側の「システム」をクリックし、右側の「グラフィックアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフにします。その後「再起動」をクリックすると自動でChromeが再起動され、設定の変更が適用されます。

対処法5:リフレッシュレートをモニターの推奨値にする
1秒あたりの画像の更新回数を示す「リフレッシュレート」が、モニター側とパソコン側でずれていると、画面がちらつくことがあります。一番良いのは、パソコンの設定を、モニターの推奨値に合わせることです。
外部モニターを使用している場合、まずはそのモニターの推奨リフレッシュレートを調べます。その後、Windowsキー+[I]を押して設定画面を表示し、左側の「システム」⇒右側の「ディスプレイ」をクリックします。

「ディスプレイの詳細設定」をクリックします。

「リフレッシュレートの選択」で、数値をモニターの推奨値に合わせます。これで作業は完了です。

対処法6:電源プランをバランスにする
電源プランが極端な設定になっている場合、「バランス」にすることで動作が安定する場合があります。
まずタスクバーの検索ボックスに「電源」と入力し、「電源プランの選択」の「開く」をクリックします。

「電源オプション」が表示されたら、「バランス」を選択します。これで作業は完了です。

ちなみに「プラン設定の変更」をクリックすると、ディスプレイの電源を切るタイミングや、コンピューターをスリープ状態にするタイミングを設定できます。
対処法7:電源を入れ直す
一時的な問題であれば、電源を入れ直すだけで解決することもあります。
- パソコンをシャットダウンする
- モニターの電源をオフにする
- ケーブルを抜く
- 2~3分待つ
- ケーブルを接続し直す
- モニターの電源を入れる
- パソコンの電源を入れる
このような手順で電源を入れ直してみましょう。
対処法8:配線を見直す
お使いの配線機器について、以下の点をチェックしてみましょう。
- 接続部に汚れやゴミはないか?
- しっかり接続されているか?
- ケーブルに曲げ癖などはないか?
- モニターケーブルの規格は合っているか?
- 純正品を使っているか?
モニターケーブルについては、安定性の高いDisplayPortがおすすめです。DisplayPort1.2なら、4Kモニターにも対応しています。長過ぎたり細すぎたりするとノイズの原因になるので、1.5m程度で太めのものを選んでおくと安心です。
対処法9:放電する
放電の手順は、ノートパソコンとデスクトップパソコンで微妙に異なります。お使いのパソコンの種類にあったやり方で実行してみてください。
- パソコンをシャットダウンする
- ケーブルを抜く
- バッテリーを取り外す(取り外せるタイプの場合)
- 電源ボタンを5~6回押すまたは15秒程度長押しする
- 30分程度待つ
- バッテリーを挿入する
- ケーブルを接続し直す
- パソコンの電源を入れる
- パソコンをシャットダウンする
- ケーブルを抜く
- 電源ボタンを5~6回押すまたは15秒程度長押しする
- 30分程度待つ
- ケーブルを接続し直す
- パソコンの電源を入れる
Windows11の画面がうっすら暗くなるときの主な対処法3つ
一瞬暗くなるのではなく、突然うっすら暗くなってその状態が持続する場合、主に以下のような対処法があります。
- バッテリーを充電する
- バッテリー節約機能の設定を見直す
- 自動輝度調整機能をオフにする
対処法1:バッテリーを充電する
バッテリー残量が残りわずかになっている場合は、バッテリーを充電することで元の明るさに戻る可能性があります。
ちなみにバッテリー残量はタスクバーの通知領域で確認できます。

対処法2:バッテリー節約機能の設定を見直す
「バッテリーは節約したいけど画面の明るさは変えたくない」「画面が暗くなるタイミングを変えたい」といった場合は、バッテリー節約機能の設定を見直しましょう。
そのためには、まずWindowsキー+[I]を押して「設定」を表示し、左側の「システム」⇒右側の「電源とバッテリー」をクリックします。

「バッテリー節約機能」をクリックし、「次の値になったらバッテリー節約機能を自動的にオンにする」「バッテリー節約機能を使用している時は、画面の明るさを下げる」の2項目の設定を変更します。たとえばバッテリー節約機能をオンにしたまま画面の明るさを一定に保ちたい場合は、「バッテリー節約機能を使用している時は、画面の明るさを下げる」のスイッチをオフにします。

対処法3:自動輝度調整機能をオフにする
周囲の明るさによって画面の明るさを変えたくない場合は、自動輝度調整機能をオフにしましょう。
そのためには、まずWindowsキー+[I]を押して「設定」を表示し、左側の「システム」⇒右側の「ディスプレイ」をクリックします。

「明るさ」をクリックし、「照明が変化した場合に明るさを自動的に調整する」のチェックを外します。これで作業は完了です。
パナソニック パソコンサポート
Windows11の画面が暗くなる問題が解決しないときは
自力での問題解決が難しい場合は、
- パソコンメーカーのサポート窓口またはパソコンの購入店舗
- モニターメーカーのサポート窓口またはモニターの購入店舗
- パソコン修理専門店
上記のようなプロに相談しましょう。
「どこが悪いのかまったく見当がつかない」という場合は、パソコン修理専門店を頼るのがおすすめです。以下の記事でおすすめの業者や、修理を依頼する際の注意点などをまとめていますので、よろしければ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、Windows11の画面が一瞬暗くなるときの対処法をご紹介しました。
まずはグラフィックドライバーの更新や再インストールなど、今すぐできる対処法を試してみましょう。配線機器の交換などは費用がかかってしまううえ、確実に解決する保証もないので、プロに相談したうえで判断することをおすすめします。
