何かのサービスを利用するにはメールアドレスの登録が必要なケースが多いですが、スマホのメールアドレスは登録できないことがあります。パソコンのメールアドレスを1つ持っていると便利です。
そこで今回は、パソコンのメールアドレスの作り方を初心者向けに解説します。
パソコンのメールサービスの種類
パソコンのメールアドレスを作成できるサービスには、「プロバイダメール」と「フリーメール」の大きく2種類に分けられます。
この2つの違いを簡単にまとめると以下のとおりです。
プロバイダメール | フリーメール | |
---|---|---|
料金 | 有料 | 無料 |
安全性 | 高い | 低い |
安定性 | 高い | 低い |
信頼性 | 高い | 低い |
それでは詳しく見ていきましょう。
プロバイダメール
プロバイダメールとは、インターネット回線をインターネットにつなげる事業者(=プロバイダ)が提供するメールサービスのことです。プロバイダには以下のようなものがあります。
- @nifty
- BIGLOBE
- OCN
- So-net
- GMOとくとくBB
プロバイダメールは、インターネット回線を契約すると利用できます。契約することで利用できるメールアドレスは原則1つで、追加で作成する場合は料金がかかる場合があります。
インターネット回線を契約しないと利用できないので有料になりますが、その分、迷惑メール対策が充実していますし、送受信の遅延もほとんどありません。また誰でも自由に作成できるわけではないことから、信頼性も高いです。
以上のことから、プロバイダメールは取引先との連絡のやりとりなど、ビジネスシーンで利用するのがおすすめです。
フリーメール
フリーメールとは、無料でメールアドレスを作成できるサービスのことです。フリーメールサービスには以下のようなものがあります。
- Gmail
- Outlook
- Yahoo! メール
- iCloudメール
安全性・安定性・信頼性ではプロバイダメールを下回りますが、誰でも無料で作成できます。一人で複数のメールアドレスを持つことも可能なため、用途ごとにメールアドレスを使い分けたい場合に便利です。
以上のことから、フリーメールはECサイトやSNSなど、会員サイトのアカウント登録に利用するのがおすすめです。
プロバイダメールの設定方法【Windows 11】
プロバイダメールの場合、メールの送受信をできるようにするには、設定が必要です。
設定するにあたり、以下のような情報が記載されている契約書類を手元に用意しておきましょう。
- メールアドレス
- アカウント名
- メールアドレスパスワード
- 受信メールサーバー
- 送信メールサーバー
それでは、Windows 11でのプロバイダメールの設定方法をご紹介します。
まずスタートボタンを押し、スタートメニューの「メール」をクリックします。

左下の歯車アイコンをクリックし、設定メニューの「アカウントの管理」をクリックします。

「アカウントの追加」をクリックします。

「詳細設定」をクリックします。

「インターネットメール」をクリックします。

契約書類を確認しながら以下のように入力⇒すべてのチェックボックスにチェック⇒「サインイン」を押します。


「すべて完了しました」と表示されたら「完了」を押します。これで設定完了です。

今後はこの画面でメールの新規作成や確認、アカウントの切り替えなどが可能となります。

フリーメールのメールアドレスの作り方
フリーメールサービスの中でも特におすすめな「Gmail」と「Outlook」の2つのメールアドレスの作り方をご紹介します。
Gmailの場合
Gmail(ジーメール)とは、Googleが提供するフリーメールサービスのことです。Googleアカウントを作成したうえでGmailにログインすると、Gmailのメールアドレスでメールの送受信ができるようになります。メールアドレスは「@gmail.com」となります。
Googleアカウントを作成するには、まずGoogleアカウントの作成ページにアクセスし、姓名、ユーザー名、パスワードを入力して「次へ」を押します。なお、姓名は本名じゃなくてもOKです。GmailやYoutubeなど、Googleと紐づけされているサービスを利用する際、表示名として使用されることがあるので注意しましょう。

電話番号、再設定用のメールアドレス、生年月日、性別を入力します。電話番号と再設定用のメールアドレスは任意なので入力しなくてもOKです。

「プライバシーポリシーと利用規約」が表示されたら「同意する」を押します。

この画面が表示されたらGoogleアカウントの作成完了です。

このアカウントでGmailにログインすると、作成したメールアドレスでメールの新規作成や受信したメールの確認ができます。

Outlookの場合
Outlook(アウトルック)とは、Microsoftが提供するフリーメールサービスのことです。Microsoftアカウントを作成したうえでOutlookにログインすると、Outlookのメールアドレスでメールの送受信ができるようになります。メールアドレスは「@outlook.jp」「@outlook.com」「@hotmail.com」の3つから選択できます。
Microsoftアカウントを作成するには、まずMicrosoftアカウントの作成ページにアクセスし、「新しいメールアドレスを取得」をクリックします。

希望のメールアドレスを入力・選択して「次へ」を押します。

パスワードを入力して「次へ」を押します。

「ロボットでないことを証明するためにクイズに回答してください」と表示されたら「次」を押します。次のページに進むと簡単なクイズが出題されるのでそれに回答してください。

「サインインの状態を維持しますか?」と表示されたら「いいえ」または「はい」を押します。

この画面が表示されたらMicrosoftアカウントの作成完了です。

このアカウントでOutlookにログインすると、作成したメールアドレスでメールの新規作成や受信したメールの確認ができます。

パソコンのメールをスマホで見る方法
パソコンのメールアドレス宛に届いたメールはスマホで見ることもできます。
iPhoneの場合、パソコンのメールをスマホで見る方法には以下のようなものがあります。
- メールアプリを使う
- 各種メールサービスのアプリを使う
- 各種メールサービスのページをブラウザで開く
おすすめは、メールアプリを使う方法です。iPhoneの標準アプリ「メール」を使えば、複数のメールアカウントをまとめて管理できるので便利です。
詳しいやり方は以下の記事で解説していますのでそちらを参考にしてみてください。
まとめ
今回は、パソコンのメールアドレスの作り方を初心者向けに解説しました。
パソコンのメールアドレスがあると何かと便利です。持っていない方は、ぜひこの機会に作成しましょう。プロバイダメールもフリーメールも、どちらも簡単に作成・設定できますよ。