NumLockのオン・オフを切り替えるNumLockキーは、よく使う数字キーやBackspaceキーと近いので、間違って押してしまいがち。
間違って押してしまってもオンのままにできたらいいのに・・・なんて思いますよね。
そこで今回は、NumLockをオンで固定する方法をご紹介します。
NumLockをオフにするとどうなる?
NumLockをオフにするとテンキーで数字が打てなくなりますが、その代わりにそれぞれのキーが方向キーの役割を果たします(NumLockオフ状態でお試しを!)。
便利と言えば便利ですが、「テンキーは数字キーとして使いたい」という方にとって、NumLockをオフにする必要はないですよね。
その場合は、次にご紹介する方法でNumLockをオンで固定しておきましょう!
NumLockをオンで固定する方法
NumLockをオンで固定する方法には、以下のようなものがあります。
- フリーソフト「NumLockLock」を使う
- レジストリからパソコンの設定を変更する
簡単なのはフリーソフトを使う方法ですが、こちらの方法はソフトを常駐させる必要があるため、わずかながらメモリに負荷がかかってしまいます。おすすめは常駐ソフトを使わずメモリに負荷がかからない、レジストリからパソコンの設定を変更する方法です。
ただ、レジストリをいじる方法は、少しでもミスるとパソコンに重大な問題が生じる可能性があります。「ちょっと自信ないな・・・」という方は、ソフトを使ったほうが安心です。
それでは、それぞれの詳しい手順を解説します。
方法1:フリーソフト「NumLockLock」を使う
はじめに、フリーソフト「NumLockLock」を使う方法をご紹介します。
まず以下のリンク先にアクセスし、「ダウンロードページへ」からソフトをダウンロードします。
NumLockLockの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

zipファイルを解凍したら、中のexeファイルをダブルクリックします。するとインストーラーが起動するので、言語を選択して「OK」を押します。

文章を読んで「次へ」を押します。

インストール先を指定して「次へ」を押します。ここはデフォルトのままでいいでしょう。

スタートメニューフォルダーにプログラムのショートカットを作成します。このまま「次へ」を押しましょう。

追加タスクを選択します。「NumLockLockを自動的に開始する」にチェックをつけ「次へ」を押します。

「インストール」を押します。

「完了」を押します。

すると以下のような設定画面が立ち上がります。「NumLockキーの状態監視」の「監視形態」を「常に監視し、キーの状態を固定する」に変更し、「OK」を押します。

これでNumLockキーを押してもオフにならないはずですので、確認してみてください。
方法2:レジストリからパソコンの設定を変更する
次に、レジストリからパソコンの設定を変更する方法をご紹介します。
こちらの方法は、NumLockキーに別のキーを割り当てることでNumLockキーを押してもオン・オフが切り替わらないようにするというものです。
まずタスクバーの検索ボックスに「regedit」と入力し、「レジストリエディター」の「開く」をクリックします。

「HKEY_LOCAL_MACHINE」⇒「SYSTEM」⇒「CurrentControlSet」⇒「Control」の順に開き、「Keyboard Layout」を右クリック⇒「新規」⇒「バイナリ値」を選択します。

名前を「Scancode Map」に変更してからダブルクリックします。

値のデータに以下のように入力したら「OK」を押します。ここでは例としてNumLockキーをBackspaceキーに置き換えています。
0000 00 00 00 00 00 00 00 00 0008 02 00 00 00 0E 00 45 00 0010 00 00 00 00

各行の先頭8桁は自動入力されるので、実際に入力するのは残りの16桁です(3行目は8桁)。なお、2行目の「E」はShiftを同時押ししなくても自動で大文字になります。
ここまできたら、レジストリエディターを閉じてからパソコンを再起動しましょう。NumLockキーがBackspaceキーとして機能しているはずですので確認してみてください。
まとめ
今回は、NumLockをオンで固定する方法をご紹介しました。
NumLockをオンで固定したいときは、フリーソフトの「NumLockLock」を使うか、レジストリからパソコンの設定を変更しましょう。
個人的にはメモリに負荷がかからない後者の方法がおすすめですが、パソコン初心者さんには設定をミスってもパソコンに重大な問題が起こらない前者の方法がおすすめです。