当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
パソコンは空き容量が少なくなってくるとパフォーマンスが低下するため、いらないファイルはどんどん消して一定の空き容量を確保するべきです。
でも、「消してはいけないファイルを消してしまってパソコンが壊れたら…」と思うと、なかなか手が進まないですよね。
そこで今回は、パソコンのいらないファイルと消してはいけないファイルの見分け方を解説します。
パソコンのいらないファイル
まずは、パソコンのいらないファイルをご紹介します。以下に該当するファイルは削除しても問題ありません。
- ダウンロードしたファイル
- アプリケーションで作成したファイル
- ディスククリーンアップで削除可能なファイル
ダウンロードしたファイル
インターネットを通じてダウンロードした画像、文書、アプリケーションなどは、必要なければ削除しても問題ありません。
なお、インストーラーを使ってインストールしたアプリケーションについては、単にDeleteキーで削除するのではなく、アンインストールを実行して削除する必要があります。
アプリケーションで作成したファイル
画像編集ソフトやテキストエディタなどのアプリケーションを使って自分で作成したファイルは、必要なければ削除しても問題ありません。
ディスククリーンアップで削除可能なファイル
Windowsのディスククリーンアップで削除可能な以下のファイルは、削除しても問題ありません。
- ログファイルの設定
- アプリケーションをインストールしたときの情報を記録しているファイル
- ダウンロードされたプログラムファイル
- Webページを表示するのに必要なファイル。削除しても必要に応じて再ダウンロードされる。
- インターネット一時ファイル
- Webページにアクセスした際に生成されるキャッシュファイル。削除しても必要に応じて再生成される。
- Windowsエラー報告とフィードバックの診断
- Microsoftにエラーを報告するために生成されたファイル
- DirectXシェーダーキャッシュ
- 動画やゲームのグラフィック描画の際に生成されるキャッシュファイル。削除しても必要に応じて再生成される。
- 配信の最適化ファイル
- 更新プログラムやアプリケーションをすばやくダウンロードするためのキャッシュファイル。古いファイルは自動で削除されるようになっている。
- ごみ箱
- ごみ箱に入れたファイル(削除した画像や文書など)。復元する必要がなければ削除しても問題ない。
- 一時ファイル
- アプリケーションの使用時に生成されることがあるファイル。通常、アプリケーションの終了とともに削除されるが、削除されずに残ることもある。
- 縮小表示
- フォルダを開いたときに生成される、画像や文書などの縮小版(サムネイル)のキャッシュファイル。削除しても必要に応じて再生成される。
- ユーザーファイル履歴
- 別のドライブに保存されたファイル履歴(バックアップファイル)のコピー
- Windows Updateのクリーンアップ
- 古いバージョンのWindows更新プログラム
- Microsoft Defender ウイルス対策
- Microsoft Defender ウイルス対策(Windowsに標準搭載されいているウイルス対策ソフト)で使用される、重要度の低いファイル
- Windowsアップグレードログファイル
- Windowsのアップグレードに関するエラーの解決に役立つファイル。アップグレードに関するエラーが発生していなければ、削除しても問題ない。
- システムエラーのメモリダンプファイル
- パソコンに重大なエラーが発生した際に生成される、エラーの正確な原因に関する情報が含まれたファイル
- デバイスドライバーパッケージ
- 古いバージョンのドライバーに関するファイル
- 言語リソースファイル
- キーボードや音声入力などの使用されていない言語に関するファイル
- システム回復ログファイル
- システムの回復やリセットに関するエラーの解決に役立つファイル。システムの回復やリセットに関するエラーが発生していなければ、削除しても問題ない。
- システムの復元とシャドウコピー
- 古いバージョンのシステム復元用のファイル
パソコンの消してはいけないファイル
続いて、パソコンの消してはいけないファイルをご紹介します。
パソコンの消してはいけないファイルは、Cドライブ(ローカルディスク)直下にあるフォルダ全般です。これらのフォルダは、消したり移動したりすると重大なエラーが発生する場合があります。
ただし、C:¥Program Files
にあるアンインストール済みアプリケーションに関するファイルや、C:¥Users¥(アカウント名)
にある「ダウンロード」や「ドキュメント」内のファイルは、必要なければ削除しても問題ありません。
パソコンのいらないファイルを削除する方法
パソコンのいらないファイルを削除する方法には、以下のようなものがあります。
- Deleteキーで削除してからごみ箱を空にする
- アプリケーションをアンインストールする
- ディスククリーンアップを実行する
方法1:Deleteキーで削除してからごみ箱を空にする
Windows11の場合、画像や文書などのファイルを削除するには、まず削除したいファイルを選択して[Delete]キーを押します。
するとファイルがごみ箱に移動するので、ごみ箱を空にします。ごみ箱を空にするには、まずごみ箱を開いて「⋯」⇒「ごみ箱を空にする」をクリックします。
「これら~の項目を完全に削除しますか?」というメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。これでファイルが完全に削除されます。
方法2:アプリケーションをアンインストールする
アプリケーションを削除するには、アンインストールを実行します。
Windows11の場合、アンインストールを実行するには、まずWindowsキー+[I]を押して「設定」を表示し、左側の「アプリ」⇒右側の「インストールされているアプリ」をクリックします。
インストールされているアプリ一覧の中から削除したいアプリケーションを探し、「⋯」⇒「アンインストール」をクリックします。
「このアプリとその関連情報がアンインストールされます」と表示されたら「アンインストール」をクリックします。
以降の手順はアプリケーションによって異なりますので、画面の指示に従って進めてください。
方法3:ディスククリーンアップを実行する
その他のいらないファイルは、ディスククリーンアップを実行することで削除できます。
Windows11の場合、ディスククリーンアップを実行するには、まずWindowsキー+[E]でエクスプローラーを表示し、左側の「PC」⇒右側の「Windows(C:)」⇒「⋯」⇒「クリーンアップ」をクリックします。
「ディスククリーンアップ」が表示されたら、削除したいファイルを選択して「OK」をクリックします。
「これらのファイルを完全に削除しますか?」というメッセージが表示されたら「ファイルの削除」をクリックします。すると選択したファイルの削除が開始されます。
ファイルの削除が完了したら、続いて「システムファイルのクリーンアップ」をクリックします。
削除したいファイルを選択して「OK」をクリックします。
先ほどと同様、完全に削除するかどうかの確認メッセージが表示されるので「ファイルの削除」をクリックします。すると選択したファイルの削除が開始されます。
ファイルの削除が完了したら、続いて「その他のオプション」タブを開き、「システムの復元とシャドウコピー」項目の「クリーンアップ」をクリックします。
「最新のシステム復元ファイル以外の古い復元ファイルを削除しますか?」というメッセージが表示されたら「削除」をクリックします。するとファイルの削除が開始されます。
パソコンの消してはいけないファイルを消してしまった場合の対処法
パソコンの消してはいけないファイルを消してしまった場合の対処法には、以下のようなものがあります。
- ごみ箱から復元する
- バックアップファイルをインポートする
- システムの復元ポイントを使って復元する
- パソコンを初期化する
- 業者に修理を依頼する
対処法1:ごみ箱から復元する
Windows11の場合、消したファイルがごみ箱に残っていれば、ごみ箱の中の当該ファイルを右クリック⇒「元に戻す」をクリックで、消したファイルが元の場所に復元されます。
対処法2:バックアップファイルをインポートする
削除する前にバックアップをとっていれば、バックアップファイルをインポートすることで消したファイルを復元できます。
対処法3:システムの復元ポイントを使って復元する
システムの復元ポイントを作成していれば、パソコンを復元ポイントの作成時点に戻せます。
Windows11の場合、システムの復元ポイントを使って復元するには、まずWindowsキー+[I]を押して「設定」を表示し、「バージョン情報」をクリックします。
「システムの保護」をクリックします。
「システムのプロパティ」が表示されたら「システムの復元」をクリックします。
「システムの復元」が表示されたら「次へ」をクリックします。
復元ポイントを選択して「次へ」をクリックします。
内容を確認して「完了」をクリックします。
「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか?」というメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。するとシステムの復元が開始されます。
しばらくしてシステムの復元が完了すると、パソコンが自動的に再起動されます。
対処法4:パソコンを初期化する
パソコンを初期化すると、パソコンを工場出荷状態に戻せます。
Windows11の場合、パソコンを初期化するには、まずWindowsキー+[I]で「設定」を表示し、右側の「回復」をクリックします。
「PCをリセットする」をクリックします。
「このPCをリセットする」が表示されたら、「すべて削除する」をクリックします。
「クラウドからダウンロード」をクリックします。
内容を確認して「次へ」をクリックします。
内容を確認して「リセット」をクリックします。するとパソコンの初期化が開始されるので、完了するまでしばらく待ちましょう。
対処法5:業者に修理を依頼する
パソコンの初期化も難しい状態であれば、業者に修理を依頼しましょう。
業者に修理を依頼する場合は、以下の記事を参考にしてみてください。おすすめの修理業者や、修理を依頼する際の注意点などを解説しています。
まとめ
今回は、パソコンのいらないファイルと消してはいけないファイルの見分け方を解説しました。
Windowsの場合、ダウンロードしたファイルやアプリケーションで作成したファイル、ディスククリーンアップで削除可能なファイルなどは削除しても問題ありません。
反対に消してはいけないファイルは、Cドライブ(ローカルディスク)直下にあるフォルダ全般です。消したり移動したりすると重大なエラーが発生する場合があるので、なるべく触らないようにしましょう。