【Windows11】パソコンのバックアップ方法をわかりやすく解説!

【Windows11】パソコンのバックアップ方法をわかりやすく解説!

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パソコンは部品が劣化したりプログラムに問題が発生したりすると、突然電源が入らなくなって内部のデータにアクセスできなくなることがあります。

そんなとき、データのバックアップをとっていないと悲惨です。下手すると何年分、何十年分ものデータが永遠に失われてしまうので、パソコンを使うなら早い段階でバックアップ方法を覚え、定期的に実施しましょう。

今回は、Windows11のバックアップ方法について解説します。

Windows11に標準搭載されているバックアップ機能

Windows11には標準でさまざまなバックアップ機能が搭載されています。その機能というのがこちらです。

  • ファイル履歴
  • システムイメージバックアップ
  • システム修復ディスク
  • 回復ドライブ

それでは、各機能についてどんなことができるのか簡単に説明します。

ファイル履歴

ファイル履歴では、ライブラリ、デスクトップ、アドレス帳、お気に入りなどを、外付けHDDやUSBメモリなどの外部ストレージにバックアップできます。

システムイメージバックアップ

システムイメージバックアップでは、Cドライブ全体を外付けHDDやDVD-Rなどの外部ストレージにバックアップできます(USBメモリは使用不可)。システムイメージから復元を実行すると、パソコンがシステムイメージ作成時点の状態に戻ります。

ただし、Windowsが起動しなくなった場合、システムイメージだけでは復元できません。復元するには、にご紹介する「システム修復ディスク」や「回復ドライブ」が必要となります。

システム修復ディスク

システム修復ディスクとは、Windowsが起動しないなどの問題が発生した際に「エラーの修復」を実行するためのプログラムが保存されたディスクのことです。システム修復ディスクを作成するには、お使いの環境に応じた容量のDVD-RやBD-Rなどが必要です。

システム修復ディスクだけ作成してもパソコンに保存されたファイルやソフトはバックアップされないため、システムイメージバックアップなどその他の方法でのバックアップも必要となります。

回復ドライブ

回復ドライブとは、Windowsが起動しないなどの問題が発生した際に「Windowsの初期化」や「エラーの修復」を実行するためのプログラムが保存されたドライブのことです。回復ドライブを作成するには、32GB以上のUSBメモリが必要です。

回復ドライブもシステム修復ディスクと同じで、パソコンに保存されたファイルやソフトはバックアップされません。必ずその他のバックアップ方法と併用しましょう。

mono

回復ドライブの役割は「リカバリーディスク」と同じです。

ファイル履歴でのWindows11のバックアップ方法

ファイル履歴でのWindows11のバックアップ方法は以下のとおりです。

  1. 外部ストレージを接続する
  2. コントロールパネルを開く
  3. ファイル履歴をオンにする
  4. ファイル履歴のバックアップを実行する

手順1:外部ストレージを接続する

まずバックアップ先の外部ストレージをパソコンに接続します。

手順2:コントロールパネルを開く

外部ストレージを接続したら、次にコントロールパネルを開きます。

Windowsキー+[R]を押して「ファイル名を指定して実行」を表示したら、「control」と入力して[Enter]を押します。

コントロールパネルを開く

するとコントロールパネルが開きます。

コントロールパネルが開いた

手順3:ファイル履歴をオンにする

コントロールパネルが開いたら、次にファイル履歴をオンにします。

まず「ファイル履歴でのファイルのバックアップコピーを保存」をクリックします。

ファイル履歴画面を開く

「オンにする」をクリックします。

ファイル履歴をオンにする

手順4:ファイル履歴のバックアップを実行する

ファイル履歴をオンにしたら、最後に「今すぐ実行」をクリックしてファイル履歴のバックアップを実行します。

ファイル履歴のバックアップを実行する

「ファイルが最後にコピーされたのはXXXX/XX/XX XX:XXです」と表示されたらバックアップ完了です。

ファイル履歴のバックアップが完了した

なお、ファイル履歴はバックアップ先のFileHistory¥〈ユーザー名〉¥〈デバイス名〉¥Dataに保存されています。

システムイメージでのWindows11のバックアップ方法

システムイメージでのWindows11のバックアップ方法は以下のとおりです。

  1. 外部ストレージを接続する
  2. コントロールパネルを開く
  3. システムイメージの作成画面を開く
  4. システムイメージのバックアップ先を選択する
  5. システムイメージのバックアップを実行する

手順1:外部ストレージを接続する

まずバックアップ先の外部ストレージをパソコンに接続します。

手順2:コントロールパネルを開く

外部ストレージを接続したら、次にコントロールパネルを開きます。

コントロールパネルが開いた

手順3:システムイメージの作成画面を開く

コントロールパネルを開いたら、次にシステムイメージの作成画面を開きます。

まず「バックアップと復元(Windows7)」をクリックします。

バックアップと復元(Windows7)画面を開く

「システムイメージの作成」をクリックします。

システムイメージの作成画面を開く

すると「システムイメージの作成」画面が開きます。

システムイメージの作成画面が開いた

手順4:システムイメージのバックアップ先を選択する

システムイメージの作成画面を開いたら、次にシステムイメージのバックアップ先を選択して「次へ」をクリックします。

バックアップ先のドライブを選択する

手順5:システムイメージのバックアップを実行する

システムイメージのバックアップ先を選択したら、最後に「バックアップの開始」をクリックしてシステムイメージのバックアップを実行します。

システムイメージのバックアップを実行する

「システム修復ディスクを作成しますか?」と表示されたら、状況に応じて「はい」または「いいえ」をクリックします。

システム修復ディスクを作成するかどうか選択する

mono

システム修復ディスクは別途作成もできます。

「バックアップは正常に完了しました」と表示されたらバックアップ完了です。

システムイメージのバックアップが完了した

なお、システムイメージバックアップはバックアップ先の「WindowsImageBackup」フォルダに保存されています。

Windows11でのシステム修復ディスクの作成方法

Windows11でのシステム修復ディスクの作成方法は以下のとおりです。

  1. コントロールパネルを開く
  2. システム修復ディスクの作成画面を開く
  3. ディスクをパソコンにセットする
  4. システム修復ディスクを作成を実行する

手順1:コントロールパネルを開く

まずコントロールパネルを開きます。

コントロールパネルが開いた

手順2:システム修復ディスクの作成画面を開く

コントロールパネルを開いたら、次にシステム修復ディスクの作成画面を開きます。

まず「バックアップと復元(Windows7)」をクリックします。

バックアップと復元(Windows7)画面を開く

「システム修復ディスクの作成」をクリックします。

システム修復ディスクの作成画面を開く

すると「システム修復ディスクの作成」画面が開きます。

システム修復ディスクの作成画面が開いた

手順3:ディスクをパソコンにセットする

システム修復ディスクの作成画面を開いたら、次にディスクをパソコンにセットします。

光学ドライブがブルーレイに対応していればCD、DVD、ブルーレイが使用できますが、対応していなければブルーレイは使用できません。

手順4:システム修復ディスクを作成を実行する

ディスクをパソコンにセットしたら、最後に「ディスクの作成」をクリックしてシステム修復ディスクの作成を実行します。

システム修復ディスクの作成を実行する

「システム修復ディスクが完成しました」と表示されたら完了です。「OK」をクリックしてディスクをパソコンから取り出しましょう。

システム修復ディスクが作成された

Windows11での回復ドライブの作成方法

Windows11での回復ドライブの作成方法は以下のとおりです。

  1. 外部ストレージを取り外す
  2. コントロールパネルを開く
  3. 回復ドライブの作成画面を開く
  4. USBメモリを接続する
  5. 回復ドライブの作成を実行する

手順1:外部ストレージを取り外す

まず接続している外部ストレージがあればすべて取り外します。接続したまま操作すると、ストレージ内データが削除されてしまう可能性があります。

手順2:コントロールパネルを開く

外部ストレージを取り外したら、次にコントロールパネルを開きます。

コントロールパネルが開いた

手順3:回復ドライブの作成画面を開く

コントロールパネルを開いたら、次に回復ドライブの作成画面を開きます。

まず「システムとセキュリティ」をクリックします。

システムとセキュリティ画面を開く

「セキュリティとメンテナンス」をクリックします。

セキュリティとメンテナンス画面を開く

「回復」をクリックします。

回復画面を開く

「回復ドライブの作成」をクリックします。

回復ドライブの作成画面を開く

すると「回復ドライブの作成」画面が開きます。

回復ドライブの作成画面が開いた

手順4:USBメモリを接続する

回復ドライブの作成画面を開いたら、次にUSBメモリをパソコンに接続します。

手順5:回復ドライブの作成を実行する

USBメモリを接続したら、最後に回復ドライブの作成を実行します。

まず「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが付いていることを確認して「次へ」をクリックします。

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回復ドライブの作成先がUSBメモリになっていることを確認して「次へ」をクリックします。

「作成」をクリックして回復ドライブの作成を実行します。USBメモリにデータが保存されている場合、それらのデータはすべて削除されるのでご注意ください。

「回復ドライブの準備ができました」と表示されたら完了です。「完了」をクリックしてUSBメモリを取り外しましょう。

回復ドライブが作成された

まとめ

今回は、Windows11のバックアップ方法について解説しました。

Windows11には、ファイル履歴、システムイメージバックアップ、システム修復ディスク、回復ドライブなど、さまざまなバックアップ機能が搭載されています。Windows11をバックアップするときは、これらの機能を活用しましょう。

システム修復ディスクは1度作成すれば、回復ドライブはWindowsのメジャーアップデートごとに作成すれば十分ですが、ファイル履歴やシステムイメージバックアップはこまめに実行することをおすすめします。1日分でもデータが消えると精神的ダメージが大きいので、「パソコンを使い終わったら電源を切る前に必ずバックアップをとる」という習慣を身に付けたほおうが良いかもしれませんね。