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パソコン(Windows11)では通常、アプリを起動するとデスクトップにウィンドウが表示されるとともにタスクバーにアイコンが表示されますが、何らかの原因で表示されないことがあります。
ウィンドウが表示されないと作業ができないですし、タスクバーに表示されないと最小化から戻せなかったり、複数アプリの切り替えができなかったりして困りますよね。
そこで今回は、パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのに表示されないときの対処法をご紹介します。
パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのにデスクトップに表示されないときの4つの対処法
パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのにデスクトップに表示されないときの対処法には、以下のようなものがあります。
- ウィンドウを復元する
- ウィンドウを画面外から移動する
- ディスプレイの解像度を変更する
- マルチディスプレイの設定を変更する
対処法1:ウィンドウを復元する
デスクトップにウィンドウが表示されないのは、単にウィンドウが最小化されているだけかもしれません。
この場合、タスクバーからウィンドウを復元すればデスクトップに表示されます。アプリのウィンドウを1つしか開いていない場合は、タスクバーのアプリアイコンをクリックするだけで復元されます。

ブラウザアプリなど複数のウィンドウを開いている場合は、タスクバーのアプリアイコンにカーソルを合わせると表示されるサムネイルから対象のウィンドウをクリックすると復元されます。

対処法2:ウィンドウを画面外から移動する
デスクトップの端のほうをよく観察してみると、ウィンドウの枠らしきものが見当たりませんか? もしそれらしきものがあれば、誤操作で画面外にウィンドウが移動してしまったのが原因です。
この場合、マウスでウィンドウを掴んで移動するのは難しいので、矢印キーを使って移動します。まずタスクバーのアプリアイコンを[Shift]を押しながら右クリックし、表示されたメニューの中から[移動]をクリックします。

するとカーソルが十字の矢印マークに変わるので、その状態で移動したい方向の矢印キーを、ウィンドウがデスクトップに表示されるまで長押しします。マウスで操作できる位置までウィンドウが移動したら最後に[Enter]で確定しましょう。確定しないとマウスの動きに合わせてウィンドウが移動してしまうのでご注意ください。

対処法3:ディスプレイの解像度を変更する
元々ウィンドウがデスクトップの端のほうに表示されていた場合、ディスプレイの解像度を高解像度から低解像度へ変更すると、デスクトップに表示されなくなることがあります。
この場合は、ディスプレイの解像度を高解像度に変更します。まずタスクバーのスタートボタンを右クリックし、[設定]をクリックします。

設定アプリが起動したら、[システム]⇒[ディスプレイ]をクリックします。

[ディスプレイの解像度]を、現在の解像度より高めにします。

これで作業は完了です。設定アプリを閉じ、この状態でデスクトップにウィンドウが表示されるか確認してみてください。
対処法4:マルチディスプレイの設定を変更する
パソコンに複数のモニター(仮にA、Bとする)を接続していた場合、アプリのウィンドウをモニターBに表示させたままBの接続を解除すると、ウィンドウ位置はBの画面内に記憶されたままになり、Aでアプリを起動してもデスクトップに表示されないことがあります。
この場合、モニターBを再接続してAへ移動するか、対処法2の方法でウィンドウを移動することでデスクトップに表示することが可能です。
「今後は別のモニターにウィンドウを移動しても位置を記憶させたくない」という場合は、マルチディスプレイの設定を変更しましょう。
そのためには設定アプリを起動し、[システム]⇒[ディスプレイ]⇒[マルチディスプレイ]をクリックして、「モニターの接続に基づいてウィンドウの位置を記憶する」のチェックを外します。これでウィンドウの位置が記憶されなくなります。

パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのにウィンドウが真っ白なときの5つの対処法
パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのにウィンドウが真っ白なときの対処法には、以下のようなものがあります。
- 使用していないアプリを終了する
- アプリを最小化→復元する
- グラフィックドライバーを更新する
- セキュリティソフトを一時的に無効化する
- パソコンを強制終了する
対処法1:使用していないアプリを終了する
対象のアプリ以外にも複数のアプリが起動している場合、CPUやメモリ不足でウィンドウの描画処理まで手が回らなくなることがあります。
起動中のアプリの中に使用していないものがあれば、いったん終了して様子を見てみましょう。
対処法2:アプリを最小化→復元する
アプリの起動直後にウィンドウが真っ白になった場合、初期描画に失敗したのかもしれません。
この場合は再描画によって正常に表示される可能性があります。ウィンドウを最小化→復元すると再描画されるので、一度試してみてください。最小化はウィンドウのタイトルバー右から3番目にある「―」をクリックするか、タスクバーのアイコンを[Shift]を押しながら右クリックしたときに表示されるメニューの中の「最小化」をクリックで実行できます。

対処法3:グラフィックドライバーを更新する
グラフィックドライバーの不具合でウィンドウの描画に失敗している可能性も考えられます。以下の記事を参考にグラフィックドライバーを更新してみましょう。
対処法4:セキュリティソフトを一時的に無効化する
セキュリティソフトが有効になっている場合、そのせいでウィンドウの描画が遅れたり、クラッシュしたりして真っ白になってしまうことがあります。セキュリティソフトを一時的に無効化した状態でウィンドウが表示されるか確認してみましょう。
無効化によって改善される場合、対象アプリをウイルススキャンの対象から除外するなどの設定変更が必要です。
対処法5:パソコンを強制終了する
どこをクリックしても操作が反映されない場合、パソコンがフリーズしているせいでアプリの描画処理も止まってしまっている可能性が高いです。しばらく(最大3時間程度)待ってみても状況が変わらない場合は、最終手段としてパソコンを強制終了しましょう。
ただし、強制終了にはデータ消失などのリスクがあります。実行する場合は自己責任でお願いします。
- 電源ランプが消灯するまで電源ボタンを長押しする
- パソコンから電源ケーブルを抜く
パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのにタスクバーに表示されないときの5つの対処法
パソコン(Windowss11)でアプリを起動してるのにタスクバーに表示されないときの対処法には、以下のようなものがあります。
- タスクバーオーバーフローメニューから探す
- アプリの切り替え画面から探す
- 通知領域から探す
- タスクバーにピン留めしているアプリを減らす
- エクスプローラーを再起動する
対処法1:タスクバーオーバーフローメニューから探す
タスクバーにピン留めしているアプリが多い場合や、一度にたくさんのアプリを起動している場合、タスクバーにアイコンが収まりきらないことがあります。
この場合は、タスクバーに収まりきらないアイコンが追加される「タスクバーオーバーフローメニュー」から対象のアイコンを探します。タスクバーオーバーフローメニューは、タスクバーのアプリアイコンが並んだ右端にある[⋯]をクリックすると表示されます。

対処法2:アプリの切り替え画面から探す
タスクバーオーバーフローメニューにない場合は、起動中のアプリの切り替え画面から探してみましょう。
アプリの切り替え画面は、[Alt]を押しながら[Tab]を1回押すと表示されます。[Alt]から指を離すと画面が消えてしまうで、この中から対象のアプリを探し終わるまでは[Alt]を押しっぱなしにしておいてください。

対処法3:通知領域から探す
通常はアプリを起動するとタスクバーにアイコンが表示されますが、中にはタスクバーに表示されず、通知領域にしか表示されないアプリもあります。通知領域はタスクバーの右のほうにある「∧」をクリックすると表示されるので、この中から探してみてください。


通知領域にしか表示されないアプリは、通知領域に表示されているアイコンを右クリックすると表示されるメニューからアプリを操作できることが多いです。
対処法4:タスクバーにピン留めしているアプリを減らす
タスクバーにピン留めしているアプリが多すぎて一部のアプリが隠れてしまう場合は、ピン留めしているアプリを減らすという手もあります。
ピン留めはタスクバーのアイコンを右クリックして[タスクバーからピン留めを外す]をクリックすると外せます。

対処法5:エクスプローラーを再起動する
エクスプローラーの不具合でタスクバーのアイコンの表示がおかしくなるケースもあります。
この場合、タスクマネージャーからエクスプローラーを再起動すると改善することがあります。まずタスクバーの何もないところを右クリックして[タスクマネージャー]をクリックします。

タスクマネージャーが起動したら「Windowsプロセス」から「エクスプローラー」を探し、右クリックして[再起動]をクリックしましょう。

これで作業は完了です。再起動が完了したら、タスクバーにアイコンが表示されているか確認してみてください。
パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのに表示されないときの共通の対処法2つ
パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのに表示されないとき、共通の対処法として以下のようなものがあります。
- 仮想デスクトップを切り替える
- アプリを再起動する
対処法1:仮想デスクトップを切り替える
Windowsには、複数のデスクトップを切り替えられる「仮想デスクトップ」という機能があり、デスクトップ1ではブラウザを起動、デスクトップ2ではOfficeアプリを起動、デスクトップ3では画像編集アプリを起動、などとデスクトップごとに別々のアプリを起動することができます。
そのため、デスクトップ1でアプリを起動した状態でデスクトップ2に切り替えると、「起動したはずのアプリがデスクトップやタスクバーに表示されない」なんてことが起こります。
この場合は、単に別のデスクトップに切り替えれば解決します。Windowsキー+[Tab]を押すとデスクトップ切り替え画面が表示されるので、別のデスクトップをクリックしてみましょう。デスクトップを切り替えたら、アプリがデスクトップやタスクバーに表示されているか確認してみてください。

対処法2:アプリを再起動する
特定のアプリでのみ問題が発生していて、そのアプリが起動中の場合は、アプリの再起動で改善する可能性があります。
アプリを再起動するには、通常ウィンドウ右上の[閉じる]ボタンをクリックしてアプリを閉じてから再度アプリを起動しますが、このやり方でウィンドウを閉じれない場合は、タスクマネージャーからアプリを終了します。
タスクマネージャーを起動したら、対象のアプリを探して右クリックし、[タスクの終了]をクリックしましょう。

これでアプリが終了するので、再度アプリを起動して状況が改善されたか確認してみてください。
まとめ
今回は、パソコン(Windows11)でアプリを起動してるのに表示されないときの対処法をご紹介しました。
デスクトップにウィンドウが表示されない場合は画面外に移動してしまっているケースが、ウィンドウが真っ白な場合はリソース不足で描画が遅延してしまっているケースが、タスクバーにアイコンが表示されない場合はアイコンが多すぎて隠れてしまっているケースが多いです。
ほかにも考えられる原因はいくつかありますが、まずはこの辺を疑ってみましょう。どの対処法でも解決しない場合は、以下の記事でご紹介している、Windowsのトラブル全般に有効な対処法を試してみてください。