パソコンの起動が遅かったり、ちょっとした処理に時間がかかったりすると、仕事にならなくてイライラしますよね。
そこで今回は、パソコンが遅い原因と対処法をご紹介します。
この記事を読めば、パソコンがサクサク動くようになって、仕事が進まないイライラが解消されるはずですよ。
パソコンが遅い原因
パソコンが遅い原因には、以下のようなものがあります。
- スペックが不足している
- 更新プログラムが溜まっている
- ソフトウェアに不具合がある
- ハードウェアに不具合がある
- ウイルスに感染している
原因1:スペックが不足している
パソコンのスペックに見合わない使い方をしていたり、メモリやストレージが圧迫されていたりすると、パソコンの動作が遅くなることがあります。
原因2:更新プログラムが溜まっている
買ったばかりのパソコンや、久しぶりに起動したパソコンは、更新プログラムが溜まっていて、しばらくはプログラムの更新で手いっぱいになり、他の操作を受け付けなくなることがあります。
原因3:ソフトウェアに不具合がある
特定のソフトを起動しているときにだけ動作が遅くなる場合は、そのソフトに何らかの不具合が発生している可能性があります。
原因4:ハードウェアに不具合がある
お使いのパソコンが購入から5年以上経過している場合や、中古で購入したものの場合は、ハードウェアに何らかの不具合が発生していることも考えられます。
動作が遅い以外に以下のような症状も見られる場合は、その可能性が高いです。
- 異音がする
- 高温になる
- フリーズする
- ブルースクリーンになる
- 突然電源が落ちる
原因5:ウイルスに感染している
ウイルスに感染することでもパソコンが遅くなることがあります。
動作が遅くなり始めたときのことを思い出してみましょう。あるサイトを閲覧した後、あるソフトをインストールした後、あるメールを閲覧した後など、何かきっかけとなる出来事はありませんでしたか?心当たりがある場合は、ウイルスに感染している可能性があります。
パソコンが遅いときの対処法
パソコンが遅いときの対処法には、以下のようなものがあります。
- しばらく何もしない
- ソフトやタブを閉じる
- パソコンを再起動する
- 常駐ソフトを無効化する
- Cドライブの空き容量を増やす
- ソフトを最新版にアップデートする
- ウイルスを駆除する
- 業者に修理を依頼する
- パソコンを買い替える
他には「メモリを増設する」なども有効ですが、メモリの増設はパソコンを解体することになるので初心者にはあまりおすすめできません。解体によってパソコンが故障した場合は保証の対象外になってしまうこともありますので、行う場合は十分注意してください。
対処法1:しばらく何もしない
パソコンの動作が遅い場合、何か操作を行うことで余計に動作が遅くなることがあります。数分~数時間で自然と解消することもあるので、いったんパソコンは放置して、別の作業を行いましょう。
対処法2:ソフトやタブを閉じる
すぐに使わないソフトや見ないタブはいつまでも開いたままにせず、こまめに閉じましょう。そのままにしていると、メモリが圧迫されて動作が遅くなります。
対処法3:パソコンを再起動する
いったんパソコンを再起動すると、メモリが解放されて動作が軽くなることがあります。
対処法4:常駐ソフトを無効化する
不要な常駐ソフトを無効化すると、メモリが解放されて動作が軽くなることがあります。
常駐ソフトを無効化するには、まず[Ctrl]+[Shift]+[Esc]でタスクマネージャーを起動します。
タスクマネージャーを起動したら「スタートアップ」タブを開き、無効化したいソフトを探して右クリック⇒「無効化」を選択します。

対処法5:Cドライブの空き容量を増やす
ソフトをたくさんインストールしている場合や、動画ファイルなど重めのデータをたくさん保存している場合、Cドライブの空き容量を増やすことでストレージが解放され、動作が軽くなることがあります。
Cドライブの空き容量を増やす方法には、以下のようなものがあります。
- 不要なファイルを削除する
- ディスククリーンアップを実行する
- OneDriveファイルオンデマンドを有効化する
- データを外部ストレージに移動する
詳しいやり方は以下の記事で解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
対処法6:ソフトを最新版にアップデートする
問題のソフトのバージョンが古い場合、最新版にアップデートすることで解決する可能性があります。新しいバージョンが公開されていないか、公式サイトなどで確認してみましょう。
対処法7:ウイルスを駆除する
ウイルスに感染している場合は、ZEROウイルスセキュリティやウイルスバスター
などのウイルス対策ソフトを使って駆除しましょう。

無料のウイルス対策ソフトは機能が制限されているので、有料のものがおすすめです。
対処法8:業者に修理を依頼する
修理を依頼する場合は、パソコンメーカーかパソコン修理サービスに依頼することをおすすめします。
保証期間内であればパソコンメーカーに、保証期間外であればドクター・ホームネットやPCメンテプロ
などのパソコン修理サービスに依頼すると費用を安く抑えられますよ。
購入した家電量販店に持って行くのもアリですが、家電量販店では自分でできる対処法くらいしかやってもらえず、それで問題が解決しない場合は結局パソコンメーカーやパソコン修理サービスに回されます。
対処法9:パソコンを買い替える
パソコンが古い場合や、用途とスペックが見合っていない場合は、パソコンの買い替えも検討しましょう。
以下の記事にておすすめのパソコンをご紹介しています。パソコンの買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
パソコンが固まったときの対処法
パソコンが遅いときの対処法は前述のとおりですが、遅くなったあと固まって動かなくなってしまったときは、別の対処法が必要となります。
そこで、パソコンが固まったときの対処法を、以下の3つのケースに分けてご紹介します。
- 特定のソフトが固まった場合
- マウスやキーボードが反応する場合
- マウスやキーボードが反応しない場合
特定のソフトが固まった場合
特定のソフトが固まった場合は、タスクマネージャーから対象のソフトを終了させましょう。
タスクマネージャーから特定のソフトを終了させるには、まず[Ctrl]+[Shift]+[Esc]でタスクマネージャーを起動します。
タスクマネージャーを起動したら「プロセス」タブを開き、「アプリ」欄から固まったソフトを探して右クリック⇒「タスクの終了」を選択します。

マウスやキーボードが反応する場合
パソコン全体が固まっている状態で、マウスやキーボードが反応する場合は、ショートカットでパソコンをシャットダウンしましょう。
ショートカットでパソコンをシャットダウンするには、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]を押したあと、右下の電源ボタンを押し、メニューから「シャットダウン」を選択します。

「再起動」を選択すると、再起動画面で固まってしまうことがあります。ここは「シャットダウン」を選択したほうがいいでしょう。
マウスやキーボードが反応しない場合
パソコン全体が固まっている状態で、マウスやキーボードが反応しない場合は、電源ボタン長押しで強制シャットダウンしましょう。
まとめ
今回は、パソコンが遅い原因と対処法をご紹介しました。
パソコンはさまざまな原因で遅くなります。問題を解決するには何が原因で遅くなっているのか特定し、原因に応じた対処法をとることが大切です。
「パソコンのWi-Fiが繋がらない」という方には、以下の記事もおすすめです。