会社のパソコンや家族共用のパソコンでネットを使うと、閲覧履歴や検索履歴を第三者に見られる恐れがあります。
たとえ何もやましいことがなくても、閲覧履歴や検索履歴を他人に見られる可能性があるというのは何となく嫌ですよね。
そこで今回は、パソコンの閲覧履歴や検索履歴を完全削除する方法をご紹介します。
パソコンの閲覧履歴を完全削除する方法
まずは、パソコンの閲覧履歴を完全削除する方法をご紹介します。
閲覧履歴を完全削除する方法は、お使いのブラウザによって異なります。ここでは例として、シェア率の高い「Chrome」「Edge」「IE(Internet Explorer)」の3つの完全削除の方法をご紹介したいと思います。
Chromeの場合
Chromeの場合、Chromeを起動した状態でCtrl+Hを押し、「履歴」タブを立ち上げます。閲覧履歴を個別に削除したいときは、まず対象の閲覧履歴にチェックを付けて「削除」を押します。

「選択したアイテムを削除」が表示されたら、「削除」を押します。これで削除完了です。

すべての閲覧履歴を削除したいときは、Chromeを起動した状態でCtrl+Shift+Deleteを押します。すると「閲覧履歴データの削除」が表示されるので、「期間」から削除したい期間を選択⇒「閲覧履歴」にチェック⇒「データを削除」を押します。これで削除完了です。

Googleアカウントでログインしている場合は、「マイアクティビティ」にも閲覧履歴が保存されています。
上記ページにアクセスしたら、「アクティビティを削除する基準」をクリックします。

「アクティビティの削除」が表示されたら、削除したい期間を選択します。これで削除完了です。

Edgeの場合
Edgeの場合、Edgeを起動した状態でCtrl+Hを押し、「履歴」を表示します。閲覧履歴を個別に削除したいときは、対象の閲覧履歴にカーソルを合わせ、×ボタンが表示されたらこのボタンを押します。これで削除完了です。

すべての閲覧履歴を削除したいときは、Edgeを起動した状態でCtrl+Shift+Deleteを押します。すると「閲覧データをクリア」が表示されるので、「時間の範囲」から削除したい期間を選択⇒「閲覧の履歴」にチェック⇒「今すぐクリア」を押します。これで削除完了です。

IEの場合
IEの場合、IEを起動した状態で右上のお気に入りボタンを押し、お気に入りが表示されたら「履歴」タブを開きます。閲覧履歴を個別に削除したいときは、まず対象の閲覧履歴を右クリックし、コンテキストメニューから「削除」を選択します。

「警告」が表示されたら「はい」を押します。これで削除完了です。

すべての閲覧履歴を削除したいときは、IEを起動した状態でCtrl+Shift+Deleteを押します。すると「閲覧の履歴の削除」が表示されるので、「履歴」にチェックを付けて「削除」を押します。これで削除完了です。

パソコンの検索履歴を完全削除する方法
パソコンの検索履歴は、上下矢印キー(↑↓)で対象の検索履歴を選択し、Shift+Deleteを押すことで個別に削除できます。

すべての検索履歴の削除方法はブラウザによって異なるので以下を参考にしてみてください。
Chromeの場合
Chromeの場合、Chromeを起動した状態でCtrl+Shift+Deleteを押し、「閲覧履歴データの削除」を表示します。「期間」から削除したい期間を選択⇒「自動入力フォームのデータ」にチェック⇒「データを削除」を押します。これで削除完了です。

Edgeの場合
Edgeの場合、Edgeを起動した状態でCtrl+Shift+Deleteを押します。すると「閲覧データをクリア」が表示されるので、「時間の範囲」から削除したい期間を選択⇒「オートフィルフォームデータ」にチェック⇒「今すぐクリア」を押します。これで削除完了です。

IEの場合
IEの場合、IEを起動した状態でCtrl+Shift+Deleteを押し、「閲覧の履歴の削除」を立ち上げたら、「フォームデータ」にチェックを付けて「削除」を押します。これで削除完了です。

パソコンに閲覧履歴や検索履歴を残さない方法
パソコンの閲覧履歴や検索履歴は上記の方法で削除できますが、そもそも履歴が残らなければ削除の必要がないので楽ですよね。
そこで最後に、パソコンに検索履歴や検索履歴を残さない方法をいくつかご紹介します。
方法1:Googleマイアクティビティの「ウェブとアプリのアクティビティ」をオフにする
Googleアクティビティに閲覧履歴を残したくない場合は、まず「アクティビティ管理」をクリックします。

「ウェブとアプリのアクティビティ」をオフにします。

「ウェブとアプリのアクティビティを一時停止」が表示されたら、下までスクロールして「一時停止」を押します。これでアクティビティに閲覧履歴が残らなくなります。

方法2:シークレットモードを使う

一番簡単なのが、「履歴を残したくないときだけシークレットモードを使う」という方法です。
シークレットモードとは、閲覧履歴やCookieなどのデータが保存されないモードのことで、ブラウザごとに呼び名が異なります。Chromeでは「シークレットウィンドウ」、EdgeやIEでは「InPrivateブラウズ」と呼ばれています。
シークレットモードでブラウザを立ち上げるショートカットキーは以下のとおりです。
- Chrome
- Ctrl+Shift+N
- Edge
- Ctrl+Shift+N
- IE
- Ctrl+Shift+P
方法3:閲覧履歴や検索履歴を自動削除する
ブラウザを閉じるたびに自動で閲覧履歴や検索履歴が削除されるよう設定することも可能です。
Chromeの場合
Chromeの場合、「Click&Clean」という拡張機能を使います。
上記ページにアクセスして「Chromeに追加」を押します。

「拡張機能を追加」を押します。

右上のパズルマーク⇒「Click&Clean」をクリックします。

「オプション」を押します。

「閲覧履歴消去」「保存されている自動入力フォームのデータを消去する」「Chromeが閉じるとき、個人データを削除」の3項目にチェックを付け、「クリーンアップ開始」を押します。以降、ブラウザを閉じるたびに自動で閲覧履歴や検索履歴が削除されます。

Edgeの場合
Edgeの場合、Edgeを起動して「edge://settings/clearBrowsingDataOnClose」にアクセスします。
「閲覧の履歴」と「オートフィルフォームデータ」をオン(青)にすると、ブラウザを閉じるたびに閲覧履歴と検索履歴が削除されます。

IEの場合
IEの場合、IEを起動した状態でAlt+X⇒Oの順に押します。すると「インターネットオプション」が立ち上がるので、「終了時に閲覧の履歴を削除する」にチェックを付けて「OK」を押します。これでブラウザを閉じるたびに閲覧履歴と検索履歴が削除されます。

まとめ
今回は、パソコンの閲覧履歴や検索履歴を完全削除する方法をご紹介しました。
閲覧履歴や検索履歴の削除方法はブラウザによって異なりますが、だいたいのブラウザはCtrl+HもしくはCtrl+Shift+Deleteで設定画面を開けます。このショートカットキーを覚えておくと便利です。
いちいち手動で削除するのが面倒な場合は、シークレットモードを使うのが一番手っ取り早いですよ。