今回は、「パソコンで絵を描いてみたいけど、何が必要なのかよくわからない・・・」という方に向けて、パソコンでデジタルイラストを描くのに必要なものをご紹介します。
選ぶポイントやおすすめ商品もご紹介していますので、迷ったらぜひ参考にしてみてくださいね。
パソコンでデジタルイラストを描くのに必要なもの
パソコンでデジタルイラストを描くのに必要なものは、以下の3つです。
- パソコン
- ペンタブ
- ペイントソフト
パソコン

パソコンでデジタルイラストを描くには、何はともあれパソコンが必要です。デジタルイラストを描くのに必要なスペックを積んだパソコンは、10万円~15万円程度で購入できます。
ペンタブ

ペンタブとは、「ペンタブレット」の通称で、ペンタイプの入力デバイスのことです。
ペンタブには、液晶のない板状のタブレットにペンで入力する「板タブレット(通称:板タブ)」と、液晶に直接ペンで入力する「液晶タブレット(通称:液タブ)」の2種類があります。板タブは安くて3,000円程度、液タブは安くて3万円程度と、価格は10倍くらい違います。
ペイントソフト

ペイントソフトとは、カーソルをペンに見立て描画するソフトウェアのことです。ペイントソフトには、無料のものから有料のものまでさまざまあります。有料のものでも5,000円程度で購入可能です。
デジタルイラストにおすすめのパソコン
デジタルイラストを描くのが目的の場合、パソコンを選ぶポイントは以下のとおりです。
- CPUはCore i5以上か?
- メモリは8GB以上か?
- ストレージは256GB以上か?
上記のようなスペックがあれば、デスクトップパソコンでもノートパソコンでもどちらでもOKです。ただ、画面は大きいほうが描きやすいので、ノートパソコンの場合はできれば15インチ以上の小さすぎないものを選びましょう。
ちなみに、パソコンには「グラフィックボード(通称:グラボ)」と呼ばれる画像処理に特化したパーツが搭載されているものもありますが、グラボは3DCGやアニメーションを制作しない限り、特に必要ありません。
おすすめ1:HP「ENVY x360 15-ed スタンダードモデルv2【S3】」
- OS
- Windows 11 Home 64ビット
- CPU
- Intel Core i5-1135G7 プロセッサー
- メモリ
- 8GB
- ストレージ
- 256GB SSD
- グラフィックス
- Intel Iris Xe グラフィックス
HPから発売されているノートパソコンです。タブレットとしても使える2in1のため、別売りのMPPペンを購入すれば、ペンタブを購入する必要がなくなりお得です。またPhotoshopやIllustratorが使えるAdobe Creative Cloudが30日間無料となっています。
⇒販売サイトで詳細を見るおすすめ2:パソコン工房「SENSE-M066-124-UHX-CSP [CLIP STUDIO PAINT]」
- OS
- Windows 11 Home 64ビット
- CPU
- Intel Core i5-12400 プロセッサー
- メモリ
- 16GB
- ストレージ
- 500GB SSD
- グラフィックス
- Intel UHD グラフィックス
パソコン工房から発売されているデスクトップパソコンです。ディスプレイは23.8インチか31.5インチを選べます。ディスプレイ込みでも10万円台前半で手に入るという超お買い得モデル。オプションでペンタブも一緒に購入可能です。
⇒販売サイトで詳細を見るデジタルイラストにおすすめのペンタブ
デジタルイラストを描くのが目的の場合、ペンタブを選ぶポイントは以下のとおりです。
- パソコンのOS・スペックに対応しているか?
- 画面のサイズと合っているか?
- 傾き検出機能はあるか?(イラスト制作がメインの場合)
ペンタブは、画面のサイズに対して小さすぎても大きすぎても描きにくいです。15~24インチであれば、読み取り可能範囲が224×148mm程度のものを選びましょう。
イラスト制作がメインの場合は、傾き検出機能があるかどうかもチェックしたいところです。傾き検出機能があると、ペンの傾き加減に応じて線の太さや濃淡が変わるため、傾きだけでさまざまな塗りを表現することができます。
板タブか液タブかは、単純に予算で決めるといいでしょう。描きやすいのはアナログイラストと同じ操作感の液タブなので、予算がある方には液タブをおすすめします。
おすすめ1:ワコム One by Wacom CTL-672/K0-C
ワコムから発売されている板タブです。機能的にも価格的にも、これからデジタルイラストを始める初心者にぴったりです。しかもワコム公式サイトやAmazonのワコム公式ストアで販売されているものにはCLIP STUDIO PAINT PROの3ヶ月版が付属しているので、購入後すぐにデジタルイラストを始められます。
おすすめ2:XP-PEN Deco01 V2
XP-PENから発売されている板タブです。低価格ながら、筆圧レベル8192(現時点で最高レベル)、傾き検知機能付きと、本格的にデジタルイラストを始めたい方にとっても満足できる仕様となっています。
デジタルイラストにおすすめのペイントソフト
デジタルイラストを描くのが目的の場合、ペイントソフトを選ぶポイントは以下のとおりです。
- パソコンのOS・スペックに対応しているか?
- ブラシの種類は豊富か?(イラスト制作がメインの場合)
- 複数ページの作成、コマ割り、フキダシの作成、トーン貼りなどは可能か?(漫画制作がメインの場合)
デジタルイラストとひとまとめに言っても、イラストを描くのと漫画を描くのとでは、ペイントソフトに求められる機能が異なります。大事なのは、自分がペイントソフトを使って何がしたいのかを明確にし、そのうえで必要な機能が揃ったものを選ぶことです。
おすすめ1:CLIP STUDIO PAINT
セルシスから発売されているペイントソフトです。CLIP STUDIO PAINT、通称「クリスタ」は、プロの現場や教育機関でも使われています。「PRO」と「EX」の2つのグレードがあり、前者にはイラスト制作に便利な機能が、後者にはそれプラス漫画制作に便利な機能が備わっています。
クリスタに興味がある方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
おすすめ2:SAI
SYSTEMAXから発売されているペイントソフトです。コマ割りやトーン貼りなどの漫画制作に必要な機能は備わっていませんが、イラスト制作には十分な機能が備わっています。動作が軽快かつ操作性がシンプルでわかりやすいため、デジタルイラスト初心者の方にとっては使いやすいでしょう。
デジタルイラストのスキルはお金になる!
デジタルイラストは趣味として楽しめるのはもちろんのこと、スキルを活かしてお金を稼ぐこともできます。
たとえば・・・
こんなことも可能です。

実際、私は副業としてココナラでアイコンの販売をしているのですが、毎月5,000円~3万円程度の収入があります。
「絵を描くことが好き」「好きなことでお金を稼ぎたい」という方は、少しでも早くデジタルイラストを始めて、スキルを身につけましょう!
まとめ
今回は、パソコンでデジタルイラストを描くのに必要なものをご紹介しました。
デジタルイラストを描くのに必要なものは、「パソコン」「ペンタブ」「ペイントソフト」の3つです。最低限この3つがあれば、パソコンでデジタルイラストを始められます。
これから購入される方は、選ぶポイントやおすすめ商品を参考にしてみてくださいね。