突然パソコンが壊れてデータを取り出せなくなった場合や、誤ってデータを削除してしまった場合、バックアップをとっていないとデータの救出は無理なように思えますが、データ復旧ソフトやデータ復旧サービスを利用すれば救出できる可能性があります!
データ復旧ソフトのおすすめは「ファイナルデータ」、データ復旧サービスのおすすめは「デジタルデータリカバリー
」です。急を要する方はリンク先の公式サイトで詳細をご確認ください。
その他のおすすめや、それぞれのメリット・デメリットなども知りたい方は、続きをどうぞ!
データ復旧ソフトのメリット
データ復旧ソフトには、以下のようなメリットがあります。
- 費用が安い
- 自力でデータを復旧できる
費用を安く抑えたい場合や、自力でどうにかしたい場合は、データ復旧ソフトを利用するといいでしょう。
メリット1:費用が安い
データ復旧ソフトの価格は1万円前後と、データ復旧サービスを利用する場合に比べて費用が安く、気軽に利用できます。

データ復旧サービスを利用する場合、持ち込みできない地域であれば宅配の手配もしなければならず、費用だけでなく手間もかかります。
メリット2:自力でデータを復旧できる
データ復旧ソフトを使えば、自力ででデータを復旧できます。他人にパソコンを見られることに抵抗がある方にとってはメリットが大きいでしょう。
データ復旧ソフトのデメリット
データ復旧ソフトには前述のようなメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 物理障害の場合は復旧できない
- 障害が悪化する可能性がある
- 復旧できなくても費用は戻らない
軽度の論理障害の場合や、データの重要度がそこまで高くない(最悪失ってもいい)場合は問題ないですが、それ以外では後ほどご紹介するデータ復旧サービスを利用したほうがいいかもしれません。
デメリット1:物理障害の場合は復旧できない
データ復旧ソフトで復旧できる可能性があるのは、軽度の論理障害の場合です。
落下や水没の直後にデータを取り出せなくなった場合や、同じパソコンを長期使用している場合は、物理障害の可能性が高いので注意しましょう。

物理障害の場合、パソコンから「カチカチ」と異音がしたり、「フォーマットする必要があります」というメッセージが表示されたりします。
デメリット2:障害が悪化する可能性がある
データ復旧ソフトは、データの復旧ができない可能性があるだけでなく、障害を悪化させてしまう可能性もあります。データ復旧サービスでも復旧できないほど悪化するケースもあるので、利用するかどうかは慎重に決めたいところです。
デメリット3:復旧できなくても費用は戻らない
データ復旧サービスはデータを復旧できるまで費用が発生しないところもありますが、データ復旧ソフトは購入した時点で費用が発生します。基本的にはデータを復旧できなくても購入費用は戻ってこないため、無駄な出費になってしまう可能性があります。
データ復旧ソフトおすすめ2選
価格や機能、口コミなどからおすすめできるデータ復旧ソフトは以下の2つです。
- ファイナルデータ
- 救出データ復元
それでは、各ソフトの詳細について見ていきましょう。
おすすめ1:ファイナルデータ
特別復元版 | 復元+Office修復 | |
---|---|---|
価格 | 8,118円~ | 10,175円~ |
データ復旧 | ||
データ修復 | ||
保証 |
ファイナルデータは、AOSデータが開発・販売しているデータ復旧ソフトです。2000年1月の発売開始以来、データ復旧ソフト市場においてシェアトップを獲得し続けています。
ファイナルデータには、パソコンが起動しない場合やファイルを誤削除してしまった場合にデータの取り出しができる「ファイナルデータ 特別復元版」と、その機能プラス、取り出したデータが破損していた場合に修復ができる「ファイナルデータ 復元+Office修復」の2種類があります。
さらにそれぞれ「ダウンロード版」と「パッケージ版」が用意されており、パッケージ版にはファイナルデータ起動用のUSBメモリが同梱されています。パソコンが起動しない場合も、USBメモリを差してパソコンの電源を入れれば、ファイナルデータを起動することができます。

直販サイトの会員になると割引価格となり、1,000~2,000円程度安く購入できますよ♪
おすすめ2:救出データ復元
BASIC | STANDARD | PREMIUM | |
---|---|---|---|
価格 | 6,490円 | 8,470円 | 14,960円 |
データ復旧 | |||
データ修復 | |||
保証 |
救出データ復元は、世界中で評価されているデータ復旧ソフト「Stellar Data Recovery」の日本語版で、ソースネクストが販売しています。
救出データ復元には、「BASIC」「STANDARD」「PREMIUM」の3種類があります。STANDARDとPREMIUMは、起動できないパソコンのデータ復旧が可能であることに加え、復旧できなかった場合に購入相当金額を返金してもらえる復元保証がついています。さらにPREMIUMは破損したデータの修復も可能です。
なお、STANDARDとPREMIUMには「ダウンロード版」と「パッケージ版」があります。どちらも価格は同じですが、パッケージ版は490円の送料がかかります。
データ復旧サービスのメリット
データ復旧サービスには、以下のようなメリットがあります。
- データを復旧できる可能性が高い
- 安全に&早くデータを復旧できる
- 成功報酬制を採用しているところもある
復旧したい対象が絶対に失くせない重要なデータの場合や、無駄な出費を抑えたい場合は、データ復旧サービスを利用するといいでしょう。
メリット1:データを復旧できる可能性が高い
データ復旧サービスの場合、論理障害はもちろん、物理障害で取り出せなくなったデータも復旧できる可能性が高いです。
データ復旧ソフトではできることが限られていますが、データ復旧サービスでは症状に合わせて適切な処置をしてもらえます。
メリット2:安全に&早くデータを復旧できる
データ復旧サービスのうち、ISO27001(ISMS)やプライバシーマークを取得済みのところは、セキュリティ対策や個人情報の取り扱いにおいて一定の基準をクリアしているため、個人情報漏洩の心配はまずありません。
また、専門のエンジニアが専門の設備で作業していること、交換用の部品を多数保有していることなどから、復旧完了までの期間が短いです。
メリット3:成功報酬制を採用しているところもある
データ復旧サービスの中には、成功報酬制を採用しているところ、つまり「データを復旧できるまでお金は取らない」としているところも多いです。
成功報酬制を採用していなくても、見積もり相談までは無料としているところは多いので、「何も対価を得られないままお金だけ失う」ということはめったに起こりません。
データ復旧サービスのデメリット
データ復旧サービスには前述のようなメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 費用が高い
- 技術力にばらつきがある
データの復旧にあまり費用をかけられない場合や、「万が一悪質業者にあたってぼったくられたらどうしよう・・・」という不安が拭えない場合は、データ復旧ソフトを利用したほうがいいかもしれません。
デメリット1:費用が高い
データ復旧サービスの料金は数万円~数十万円と、データ復旧ソフトの購入費用に比べて高く、気軽には利用できません。
このように費用が高いのは、専門のエンジニアが専門の設備で作業を行っているためです。人件費と設備維持費が発生するため、どうしても費用が高くなってしまいます。
デメリット2:技術力にばらつきがある
データ復旧サービスは数多く存在し、技術力の高いサービスもあれば、低いサービスもあります。
後者を選んでしまうと復旧できたはずのデータが失われてしまうこともあるので、利用するサービスは慎重に選ぶ必要があります。

今回ご紹介するデータ復旧サービスはどこも技術力の高い実績豊富なサービスなので安心して利用できます。
データ復旧サービスおすすめ3選
料金やサービス内容、口コミなどからおすすめできるデータ復旧サービスは以下の3つです。
- デジタルデータリカバリー
- データレスキューセンター
- A1Data
それでは、各サービスの詳細について見ていきましょう。
おすすめ1:デジタルデータリカバリー

- 料金
- 5,000円~
- 障害媒体の引き渡し方法
- ・出張訪問
・宅配
・持ち込み - セキュリティ対策
- ・ISO27001(ISMS)認証
・プライバシーマーク認証
デジタルデータリカバリーは、デジタルデータソリューションが提供しているデータ復旧サービスです。
データ復旧サービスは本当に自社で作業が行われているのか不透明なところも多い中、デジタルデータリカバリーは作業現場の見学が可能というオープンさ。これは自信がなければできないことです。
実際にデジタルデータリカバリーは警察の犯罪捜査への協力を多数手がけているほか、他社で不可能とされた復旧に成功した事例がいくつもあるなど、自信を裏付ける実績があります。
なお、サービスの流れは以下のようになっています。
まずは問い合わせページからパソコンの症状などを伝えて相談します。
宅配または持ち込みにて障害媒体の引き渡しを行います。法人の場合は出張訪問も可能です。
障害媒体の受け取り後、最短15分で初期診断が行われ、復旧の可能性や見積金額が提示されます。見積もりに納得できない場合はキャンセルも可能です。
復旧作業が行われます。約8割は48時間以内に復旧が完了しています。
データの復旧に成功した場合、指定の金額を支払います。
入金確認後、復旧したデータが外付けHDDで納品されます。外付けHDDは購入かレンタル(10日間無料)のどちらかを選択できます。
おすすめ2:データレスキューセンター

- 料金(税込)
- 21,780円~
- 障害媒体の引き渡し方法
- ・宅配
・持ち込み - セキュリティ対策
- ・ISO27001(ISMS)認証
・プライバシーマーク認証
データレスキューセンターは、アラジンが提供しているデータ復旧サービスです。
復旧可能と言われても、その中に希望のデータが含まれているかどうかわからなければ依頼するのは不安ですが、データレスキューセンターは見積もりの段階で復旧可能なデータをリストで確認できるため、安心して依頼(もしくはキャンセル)できます。
なお、サービスの流れは以下のようになっています。
まずは問い合わせページからパソコンの症状などを伝えて相談します。
宅配または持ち込みにて障害媒体の引き渡しを行います。
障害媒体の受け取り後、通常48時間以内に初期診断が行われ、復旧可能なデータのリストや見積金額が提示されます。見積もりに納得できない場合はキャンセルも可能です。
復旧作業が行われます。復旧にかかる期間は障害レベルに応じて1~3日程度となっています。
データの復旧に成功した場合、指定の金額を支払います。
入金確認後、復旧したデータが外付けHDDまたはUSBメモリで納品されます。
おすすめ3:A1Data

- 料金(税込)
- 29,700円~
- 障害媒体の引き渡し方法
- 宅配
- セキュリティ対策
- ISO27001(ISMS)認証
A1Dataは、A1データが提供しているデータ復旧サービスです。
A1Dataのデータ復旧サービスには、障害媒体を受け取って復旧作業を行う「ラボラトリ・リカバリー」と、遠隔操作で復旧作業を行う「リモート・リカバリー」の2種類があります。後者は論理障害に限定されますが、1~3時間程度と短時間での復旧が可能です。
ここでは例としてリモート・リカバリーのサービスの流れをご紹介します。
まずは問い合わせページからパソコンの症状などを伝えて相談します。
案内に従ってリモート接続を行います。
リモート接続後、専門技術者による初期診断が行われ、障害内容や見積金額が提示されます。見積もりに納得できない場合はキャンセルも可能です。
個人の場合は指定の金額を前払いします。法人の場合は簡単な信用調査によって前払いか後払いか決定されます。
入金確認後、復旧作業が行われます。復旧にかかる期間は1~3時間程度となっています。後払いの場合は復旧完了後に請求書が送付されます。
まとめ
今回は、パソコンのデータ復旧におすすめのソフトとサービスをご紹介しました。
費用を安く抑えたい場合や、データを復旧できなくても諦めがつく場合は、「ファイナルデータ」や「
救出データ復元」などのデータ復旧ソフトが向いています。
反対に、高い費用を払ってでも確実にデータを復旧させたい場合は、「デジタルデータリカバリー」「データレスキューセンター」「A1Data」などのデータ復旧サービスがおすすめです。
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