WordやExcelを使いたいけど、パソコンにOfficeが入ってない。
そんなとき、もしかすると「新たにOffice付きのパソコンを購入するしかない」と思うかもしれませんが、その必要はありません!OfficeなしのパソコンでもWordやExcelを使うことはできます。
今回は、Officeが入ってないパソコンでWordやExcelを使う方法をご紹介します。
Microsoft Office Onlineを使う【無料】

Microsoft Office | 無料 Web 版の Word、Excel、PowerPoint
1つ目は、Microsoft社が提供するWeb版のOffice「Microsoft Office Online」を使う方法です。
Microsoft Office Onlineは、Microsoftアカウントとネット環境があれば誰でも無料で利用できます。作成したファイルはオンラインストレージ「One Drive」に自動保存されます。
ただし、製品版と比べるとマクロが使えないなど、一部機能に制限があるので注意しましょう。
- 図形の追加
- テキストボックスの追加
- 目次の追加・更新
- マクロの記録・実行
- パスワードで保護されたファイルの編集
Office互換ソフトを使う【無料】
2つ目は、WordやExcelと互換性のある他社のソフトを使う方法です。
以下に各Office製品に対応する互換ソフトをまとめたので参考にしてみてください。すべて無料です。
Word | Excel | PowerPoint | |
---|---|---|---|
ドキュメント | スプレッドシート | スライド | |
LibreOffice | Writer | Calc | Impress |
Apache OpenOffice | Writer | Calc | Impress |
ただ、上記のようなOffice互換ソフトで.docxファイルや.xlsxファイルを編集すると、レイアウトが崩れることや、データの一部が欠落することがあります。
また、Officeとは操作感が微妙に違ったり、マクロをVBAではなくGAS(Google Apps Script)で書く必要があったりと、Officeに慣れているほど使いづらいと感じる瞬間がままあります。
Microsoft 365 Personalを契約する
3つ目は、Officeのサブスクリプション版である「Microsoft 365 Personal」を契約する方法です。Microsoft 365 Personalを契約すると、常に最新版のOfficeを複数のデバイスで利用できます。
- サービス名
- Microsoft 365 Personal
- 価格(税込)
- 月額1,284円(または年額12,984円)
- バージョン
- 常に最新版
- アプリ
- Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Teams、Access、Publisher
- デバイス
- Windows、Mac、タブレット、スマートフォン
- 台数
- 何台でも
Office 2021を購入する
4つ目は、Officeの永続ライセンス版である「Office 2021」を購入する方法です。一度購入すれば最大2台のパソコンでOffice 2021を永続的に利用できます。
Office 2021の家庭向け製品には「Office Personal 2021」や「Office Home & Business 2021」があります。
Office Personal 2021 | Office Home & Business 2021 | |
---|---|---|
価格 | 30,000円前後 | 35,000円前後 |
バージョン | Office 2021 | Office 2021 |
Word | ||
Excel | ||
PowerPoint | ||
OneNote | ||
Outlook | ||
Teams | ||
Access | ||
Publisher | ||
デバイス | Windows PC | Windows PC Mac |
台数 | 2台まで | 2台まで |
ちなみにOffice 2021は、Wordのみ、Excelのみなど、単体で購入することもできます。
まとめ
今回は、Officeが入ってないパソコンでWordやExcelを使う方法をご紹介しました。
単純に表計算や文書作成ができればいい場合、またはOfficeで作成したファイルを一時的に確認したいような場合は、無料で使えるMicrosoft Office OnlineやOffice互換ソフトを利用するのがいいでしょう。
Officeにしかない機能を使いたい場合や、作成したファイルを仕事で使うような場合は、Microsoft 365 Personalを契約するか、Office 2021を購入するのがおすすめです。Office 2021はセットだけでなく、Wordのみ、Excelのみなど、単体でも購入できます。