Excelで別シートにデータを転記・蓄積する方法

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今回は、Excelで別シートにデータを転記・蓄積する方法をご紹介します。

  • 入力用のシートとデータ蓄積用のシートを分けたい
  • 複数シートのデータを一つのシートにまとめたい
  • 条件に合うデータを別シートにまとめたい

上記に当てはまる方はぜひご覧ください。

なお、別シートにデータを自動反映させる方法については以下の記事で解説しています。

Excelで別シートにデータを転記・蓄積する方法

Excelで別シートにデータを1件ずつ転記・蓄積するには、「マクロ」を使います。

マクロの使い方がわからない方は、先に以下の記事をご覧ください。

今回作成したのは、「入力フォームのデータを住所録に転記・蓄積する」というマクロです。「入力フォーム」シートのC2~C6に入力して「登録」ボタンをクリックすると、「住所録」シートの一番下の行にデータが追加されます。

Excel
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このマクロを使えるようにするには、まず「標準モジュール」に以下のコードをコピペします。

Sub 住所録に登録()

    Dim targetWs As Worksheet
    Dim r As Long
    
    Set targetWs = Worksheets("住所録") 
    r = targetWs.UsedRange.Rows.Count + 1
    
    Worksheets("入力フォーム").Range(Cells(2, 3), Cells(6, 3)).Copy
    targetWs.Cells(r, 2).PasteSpecial Paste:=xlPasteValues, Transpose:=True
    targetWs.Cells(r, 1).Value = r - 1
    
    Application.CutCopyMode = False
    
    MsgBox "住所録への登録が完了しました。"

End Sub

以下は必要に応じて変更してください。

住所録
転記先シート名
入力フォーム
転記元シート名
Cells(2, 3)
転記元の起点のセルの行番号(2)と列番号(3)
Cells(6, 3)
転記元の終点のセルの行番号(6)と列番号(3)
Cells(r, 2)の「2」
転記先の起点のセルの列番号
Cells(r, 1)の「1」
転記先のNo.を入れるセルの列番号

転記完了後のメッセージ表示が不要な場合は、MsgBox "住所録への登録が完了しました。"の一行をまるごと削除してください。

マクロを実行するためのボタンを作成し、そのボタンに「住所録に登録」マクロを割り当てます。これで作業完了です。

Excel

入力フォームで入力して「登録」ボタンを押すと、住所録への転記・蓄積が行われたのち、「データの転記が完了しました」というメッセージが表示されます。

Excel
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入力フォームのデータを一括削除したい場合は、以下の記事でご紹介している「一括削除」マクロをお使いください。

ご紹介したマクロで希望の動作にならない場合、マクロの作成を依頼できるサービスを利用するのがおすすめです。以下の記事でマクロの作成を依頼できるサービスをご紹介していますので、興味のある方はぜひあわせてご覧ください。

Excelで複数シートのデータを一つのシートに転記・蓄積する方法

Excel

Excelで複数シートのデータを一つのシートに転記・蓄積したい場合は、以下の記事でご紹介している「シートを縦に結合」マクロをお使いください。

Excelで条件に合うデータを別シートに転記する方法

Excelで条件に合うデータを別シートに転記する方法には、以下のようなものがあります。

  • VLOOKUP関数を使う
  • HLOOKUP関数を使う
  • XLOOKUP関数を使う
  • INDEX関数を使う
  • FILTER関数を使う

詳しくは以下の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。

Excelで別シートに手作業で転記する場合は「画面分割」が便利!

Excelで別シートに手作業で転記する場合は、画面分割するとシートが並んで表示されるので作業しやすいです。

転記元シートと転記先シートが別々のファイルなら同時スクロールも可能なため、「いつの間にか行がずれていた・・・」なんてミスも防げます。

画面分割のやり方について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

まとめ

今回は、Excelで別シートにデータを転記・蓄積する方法をご紹介しました。

入力作業を簡易的にしたいときや、膨大なデータを整理したいときにぜひ活用してみてくださいね。