「ブログは稼げない」「ブログはオワコン」なんて言う人もいますが、実際にはそんなことはなく、コツさえ押さえれば今から始めてもブログで収入を得ることは十分可能です。
現にこのブログも2021年に始めたばかりですが、本格的に収益化して3ヶ月で月1万円を達成しました。
そこで今回は、ブログで月1万円稼ぐコツをご紹介します。
月1万円稼ぐブログを作れるようになれば、ブログで稼ぐために必要な基礎が身につきます。基礎があれば、あとは工夫や作業量次第で月3万円、月5万円、月10万円・・・と収入を増やしていくことも可能ですよ。

私は複数のブログを運営し、その収入で生活しています。ブログ歴は8年ほどです。
稼いでいるブログは「SEO」を意識している
ブログの主な収入源は、アドセンスやアフィリエイトなどの「広告」です。
ブログに掲載した広告がクリックされたり、広告を経由して商品が購入されたりすると、広告主や仲介業者から報酬が支払われます。
つまり、ブログで稼ぐにはブログに人を集める必要があるということです。
芸能人のブログと違って一般人のブログは人が集まりづらいですが、「SEO」を行えば芸能人並かそれ以上に人を集めることもできます。
SEOとは、特定のWebサイトを検索エンジンの上位に表示させるための施策のことです。毎日世界中でなにかしらの検索が行われているので、自分のブログが上位に表示されれば、一定数の人がブログを訪れてくれます。
稼いでいるブログは必ずと言っていいほどSEOを意識しています。ブログで稼ぐにはSEOが必要不可欠だと思っておきましょう。
これからご紹介する「ブログで月1万円稼ぐコツ」の中には、SEOの一環としてやることも含まれます。SEOについてよく知らない方は、以下のようなSEOについて学べる書籍を一冊読んでおくと、内容がスッと頭に入ってくるかと思います。

SEOについて会話形式でわかりやすく解説してくれています。「SEOの入門書」という感じで、これ一冊でSEOの基本が一通り学べます。
ブログで月1万円稼ぐ6つのコツ
ブログで月1万円稼ぐコツは以下のとおりです。
- 興味のあるジャンルを選ぶ
- YMYLを避ける
- ブログの設計図を作る
- SEOライティングで書く
- アドセンス広告の種類と配置を最適化する
- 書いた記事を分析して課題を改善する
興味のあるジャンルを選ぶ
ブログのジャンルは興味のあるものがおすすめです。
その理由は2つあります。1つ目は「ブログを継続しやすいから」です。
ブログで月1万円を達成するまでには、3ヶ月~1年程度かかります。その間、選んだジャンルに関する記事を書き続けることになります。
1記事書くのに3時間かかるとすると、100記事書くのにかかる時間は300時間です。興味のあるジャンルならこれだけの時間を費やすこともそれほど苦にならないため、ブログを継続しやすいです。反対に興味のないジャンルだとしんどくて途中で挫折してしまうでしょう。
2つ目の理由は、「ユーザーのニーズを把握しやすいから」です。
どんな記事を書くかは、ユーザーのニーズを元に決めます。ニーズがない記事を書いても人は集まらないからです。
たとえば、ブログのジャンルを「キャンプ」にした場合、そのブログを訪れるのはキャンプに興味がある人たちです。どんな記事を書くか決めるときは、「キャンプに興味がある人たちはどんなことを知りたがっているか?」を考える必要があります。
キャンプに興味のない人なら悩んでしまうでしょうが、逆なら簡単に思いつくでしょう。
つまり、興味のあるジャンルだと、ユーザー目線でものごとを考えられるため、どんな記事が必要か、悩まなくてもわかるということです。
上記のような理由から、ブログのジャンルは興味のあるものがおすすめです。

ジャンルが思いつかないときは、質問サイトのカテゴリーや、通販サイトのカテゴリーなどが参考になりますよ。
YMYLを避ける
興味のあるジャンルでも、「YMYL」と呼ばれるジャンルは避けたほうがいいです。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略称で、時事問題、法律、投資、税金、医療、健康、人種、フィットネス、栄養、大学、就職など、ユーザーの人生に重大な影響を与える可能性のあるジャンルのことです。
YMYLは専門性・信頼性・権威性の高いページが評価されるため、官公庁や企業のサイトが上位表示されやすくなっています。個人のブログが上位表示されることはまずありません。
ブログの設計図を作る
最初にブログの設計図を作っておくと、必要な記事や各記事の役割がハッキリして、記事を書くときに悩まずに済みます。
私の場合、ブログの設計図で決めていることは以下の5つです。
- ターゲット
- カテゴリー
- 売る商品
- 成約記事
- 集客記事
やり方としては、まずジャンルから「ターゲット」を考えます。

次にターゲットから「カテゴリー」を考えます。カテゴリーは3~5個くらいあると記事ネタで困りにくいです。

次にターゲットが興味を持ちそうな「売る商品」を考えます。

なお、売る商品はできるだけAmazonや楽天市場、ASPで取り扱いがあるものを選びましょう。
以下の記事にておすすめのASPをご紹介していますので、ASPの登録がまだの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
次に売る商品から「成約記事」を考えます。成約記事とは、商品を売ることを目的とした記事のことです。

最後にターゲットやカテゴリーから「集客記事」を考えます。集客記事とは、ターゲットを集めることを目的とした記事のことで、主に「ターゲットの悩みを解決する記事」になります。
商品を売るための記事だけでなく、こういったお役立ち系の記事も書くことで、ブログへの信頼度を上げることができます。記事の最後などで「こちらの記事もどうぞ」と成約記事へのリンクを貼れば、収益にも結びつきやすいです。

これで設計図は完成です。


例なので簡易的に作っています。成約記事や集客記事は実際にはもっと多くなるはずです。
SEOライティングで書く
SEOライティングとは、SEOを意識したライティング方法のことです。SEOライティングの流れは以下のとおりです。
- キーワードを決める
- 検索ニーズを把握する
- タイトルを決める
- 構成を決める
- 本文を書く
- 体裁を整える
手順1:キーワードを決める
記事のテーマから3~5語程度のキーワードを抜き出します。
たとえば、「東京のおすすめキャンプ場」がテーマなら、キーワードは「東京 キャンプ場 おすすめ」といった感じです。
「自分がそのテーマについて知りたいとき、検索ボックスにどんなキーワードを入力するか?」を考えてみるとわかりやすいですよ。

慣れてきたら、よりニーズの高いキーワード=よく検索されているキーワードを選ぶようにしましょう。
よく検索されているキーワードは、ラッコキーワードで探せます。たとえばラッコキーワードで「キャンプ場」で検索すると、「キャンプ場」と一緒によく検索されているキーワードが一覧で表示されます。

なお、キーワードには「上位表示されやすいもの」と「上位表示が難しいもの」があります。
実際にそのキーワードで検索したとき、上位10記事に無料ブログや質問サイトがあると比較的上位表示されやすいですが、官公庁や企業のサイトが独占しているようであれば上位表示は難しいです。
手順2:検索ニーズを把握する
SEOにおいて大事なのは、「ユーザーのニーズを満たすこと」です。そのためには、「ユーザーが何を思ってそのキーワードで検索したのか?」という「検索ニーズ」を把握する必要があります。
検索ニーズを把握するには、実際にそのキーワードで検索し、上位10記事の内容をチェックします。

上位に表示されている記事は検索エンジンが「検索ニーズを満たしている」と判断した記事なので、方向性の参考にしましょう。
ただそれだけでは既存記事の焼き増しになりかねません。差別化するための要素として、「上位10記事にはないけど、あったほうが良いと思うこと」も探してみてください。
たとえば、情報が古ければ「最新の情報」が、説明がわかりにくければ「わかりやすい説明」があるといいでしょう。
手順3:タイトルを決める
タイトルを決めるときは以下の3点を守りましょう。
- 記事内容を30文字程度でまとめる
- キーワードを前方に含める
- キーワード同士を近づける
この3点を守ることで、検索エンジンにもユーザーにも記事内容が伝わりやすくなります。
なお、キーワードの順番は前後しても問題ありません。
手順4:構成を決める
検索ニーズを満たすことを考え、見出しとその順番を決めます。見出しにもできるだけキーワードを含めましょう。
なお、記事全体の構成は基本的に以下のようになります(見出しは何個でもOKです)。
リード文
見出し1
見出し1に対応する内容
見出し2
見出し2に対応する内容
見出し3
見出し3に対応する内容
まとめ
手順5:本文を書く
構成をもとに本文を書きます。本文でも不自然にならない程度にキーワードを含めましょう。
文字数に決まりはないですが、1,000文字以上はあったほうが内容が濃くなってユーザーに満足してもらいやすいです。アドセンスやASPの審査にも通りやすいですよ。

ちなみにこのブログの平均文字数は2,000文字くらいです。多い記事で5,000文字くらいですね。
手順6:体裁を整える
記事は内容も大事ですが、見た目も大事です。パッと見て文字が詰まっていたり、黒一色で重要な部分がわからなかったり、画像がなかったりすると、読む気が失せてブラウザバックされかねません。
それを防ぐためには、以下のように体裁を整える必要があります。
- 適度に改行する
- 重要な部分の文字の色や太さを変える
- 文章を補足する画像を入れる
アドセンス広告の種類と配置を最適化する
アドセンス広告は種類や配置によってクリック率や単価が変わるため、種類と配置を最適化することで収入を最大化できます。
今まで試したパターンの中で、クリック率や単価が一番良かったのはこちら。よかったら真似してみてくださいね。


- 自動広告
- アンカー広告、全画面広告
- 手動広告
- 目次の上、PCサイドバー追従、2番目のh2の上、最後のh2の上(すべてディスプレイ広告)
私はこの設定プラス、アクセス数の多い記事の「ここで離脱しそうだな」という位置に手動でディスプレイ広告を設置しています。
広告を設置するときは、「Advanced Ads」というプラグインが便利です。Advanced Adsなら、「上から数えて○番目のh2の上」「下から数えて○番目の段落の下」など、柔軟に設置位置を指定できます。
書いた記事を分析して課題を改善する
記事は投稿したら終わりではありません。
分析して課題を見つける⇒課題を改善する⇒分析して課題を見つける・・・
これを繰り返すことで段々と良い記事になっていきます。最初から100点満点の記事を書けることはまずないです。
具体的なやり方ですが、私の場合はこんな感じです。
サーチコンソールでは、クリック数、表示回数、CTR、順位の変動を調べることができます。重要なのは最後の3つで、それぞれの数値が悪い場合、以下のような課題があると考えられます。
- 表示回数が少ない → キーワードのニーズが少ない
- CTRが低い → クリックしたくなるタイトルじゃない
- 順位が低い → 検索エンジンから評価されていない
課題ごとの改善方法として考えられるのは以下のとおりです。
- キーワードのニーズが少ない
-
- 表示回数の多いキーワードで書き直す
- 関連する他の記事と統合する
- クリックしたくなるタイトルじゃない
-
- キーワードを入れる
- 数字や名称を入れて具体的にする
- ベネフィットを感じさせる
- メタディスクリプションでタイトルを補足する
- 検索エンジンから評価されていない
-
- 検索ニーズに応える
- キーワードを適度に入れる
- キーワードを詰め込みすぎない
- 上位10記事にない付加価値を付ける
- キーワードの共起語を適度に入れる
なお、アナリティクスもサーチコンソールも無料で利用できるツールです。ブログをやるならぜひ活用しましょう。
ブログを継続する3つのコツ
ブログは一朝一夕で稼げるようになるものではありません。稼げるようになるまでは早くても3ヶ月程度かかりますし、1年かそれ以上かかることも普通にあります。
つまり、ブログは継続しないと稼げないということです。
ではどうすればブログを継続できるかというと、コツとして以下のようなものがあります。
- 守れるルールを作る
- 愛着を持てるブログにする
- 完璧な記事を書こうとしない
守れるルールを作る
ブログをやっている方の中には「1日1記事」というルールを作って頑張っている方も多いです。
もちろん、できるなら良いに越したことはないですが、ものすごく無理をしないとできないことであれば、ブログを書くのが「苦しいこと」になってしまいます。苦しいことはやりたくなくなるのが普通です。
それに、ブログ以外にもやることはたくさんあるので、どうしてもできない日もあるはずです。そんな日が続くと、自己嫌悪でブログに対するモチベーションが低下してしまいます。
以上のことから、ルールは「守れるかどうか」を考えて作ることが大切です。
愛着を持てるブログにする
ブログに愛着を持てると、ブログを書くのが楽しくなります。
- オリジナルのロゴ
- オリジナルのヘッダー
- オリジナルのアイコン
こういったものがあると、ブログに愛着を持てますよ!
オリジナルのアイコンを作りたい方には以下の記事もおすすめです。ココナラでアイコンを依頼する方法や、おすすめのアイコン作成サービスをご紹介しています。
完璧な記事を書こうとしない
完璧な記事を書こうとすると、1記事書くのに何時間もかかってしまい、体力的にも精神的にもすり減ります。このやり方では長続きしません。
そうやって書いた記事がたくさんの人に見てもらえればまだ良いですが、頑張った割にあまり見てもらえないことも割とよくあります。そんなときはガックリきて一気にモチベーションが下がります。
ですので、記事は完璧を目指さず、とりあえず70点くらいの出来でよしとしましょう。

あまり気負わず、肩の力を抜いてやっていきましょう。
まとめ
今回は、ブログで月1万円稼ぐコツをご紹介しました。
ブログで月1万円稼げるようになれば、年間で12万円稼げる計算になります。経費を差し引いても10万円程度にはなるでしょう。これは結構大きいです。
稼ぐためにやるべきことはそこまで難しくないので、最短で稼ぎたい方、結果を出せていない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
これからブログを始めようと思っている方には以下の記事もおすすめです。